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生頼範義 軍艦図録

生頼範義 軍艦図録

伝説的イラストレーターの幻の画稿が本邦初公開!
【著者】生頼範義
2017年11月17日発売
A4変型判 432ページ(224頁×2冊+16枚)
定価:本体18,000円+税
ISBN978-4-7683-0882-0

※本書のスペシャルサイトOPEN!
→詳しくは こちらから


伝説的イラストレーターの幻の画稿が本邦初公開!
戦記シリーズの中から厳選した
複製原画16シートを同梱の豪華本!



「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」や「ゴジラ」シリーズのポスターを手掛け、2018年1月に東京・上野の森美術館で個展が決まり、いま改めて注目を集める伝説のイラストレーター・画家である生頼範義が晩年に最も心血を注ぎ制作したとされる、旧日本海軍の艦艇画272点以上をまとめた画集。

「大和」「武蔵」「扶桑」などの戦艦から「赤城」「加賀」「信濃」などの航空母艦、巡洋艦、駆逐艦、そして砲艦・海防艦などと呼ばれていた補助艦艇まで、図面をもとに同縮尺(1/300)で描かれた絵は驚異的に精密で、静謐な美しさを兼ね備えている。
これらの画稿の数々は仕事の合間に、自らが描きたいという極めて純粋な欲を満たすために描かれ、長い間彼のアトリエに眠っていたものである。
今回の画集で初めて公開されることとなり、生頼範義の仕事以外の作品を観賞できる貴重な機会となるだろう。

画集ではその膨大な数の中から日本の艦艇をほぼすべて(まだ発見できていない作品がある可能性があるため)収録。272点の艦艇画は艦艇の全体像を垣間見ることができ、同縮尺のため艦艇ごとのサイズの比較を可能にしていることもあり、資料的価値も非常に高い。

また画集の付録として、朝日ソノラマ社や潮書房光人社刊行の戦記・戦史文庫の表紙に描かれた装画(日清・日露戦争や真珠湾攻撃、レイテ沖海戦、大和の沈没などの海戦の様子を描いた戦記シリーズ)の中から厳選した複製原画16シートを同梱するという豪華仕様。

※本来なら「頼」という文字が旧漢字になりますが、本紹介ページでは表示の考慮から常用漢字を使用しております。


【仕様】

製本:角背上製本、函入り(2冊組)
綴じ:糸・かがり綴じ
付録:戦記シリーズ軍艦画の複製シート16葉


【Page Sample】

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【各界のクリエイターから絶賛のコメント続々!】
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島田フミカネ(イラストレーター)
ひたすらに淡々と、驚くほどの点数で軍艦の側面図が書かれています。
細密・精緻な「図面」的な描かれ方ではあるのですが、「絵画」としても美しい。
サブカル、アニメゲーム方面から入ってきた人も、見て損はないと思います。

開田裕治(イラストレーター・怪獣絵師)
古くは江戸末期に勝海舟等を乗せてサンフランシスコに渡った咸臨丸から、
太平洋戦争末期の大和、武蔵、大和型三番艦から空母に改装される途中で沈められてしまった信濃まで、
艦によっては改装された数種のバリエーションも含めて描かれています。
誤魔化しのきかない側面図をクオリティを揃えて描き並べるためにどれだけの資料収集と分析を行ったか、想像するだけで気が遠くなります。
普通の描き手なら、これだけで半生を掛けたライフワークに値する作品群でしょう。
仕事を減らしていた1990年代中頃から描き始められたとのことですが、
それでも出版や映画の仕事などを多くこなされていたはずです。
画家が好きな物を描くという単純な振る舞いに、
ここまで情熱を注ぎ込めるものなのかと打ちのめされます。
本はずっしりと重く、船の側面図が並んでいるだけの内容なのに、
海軍史などの知識が全く無い私でも、最初の一ページから最後まで見飽きることがありませんでした。
情実を一切排して精緻に、淡々と描き綴られた艦船群の数々は、
ある意味日本の近代化の歴史そのものでもあります。
近代化を急ぎ列強に対抗するため国力を掛けて建造されたあまたの軍艦は、ほとんどが失われてしまいました。
この本には作画途中で輪郭だけが描かれた画稿も収録されていますが、
それはまるで旧海軍の幽霊のようにも見えます。
生頼さんは無くなってしまった軍艦達への追悼としてこの図録を残されたのだろうかと、
様々な思いが募る作品集です。


くーろくろ(イラストレーター)
搭載機やマストの梯子など細部に至るまで描かれた緻密な画でありながら、
随所に生頼先生のダイナミックな筆致を感じる素晴らしい軍艦画です。


西川伸司(漫画家・デザイナー)
全ページ淡々と並ぶ軍艦の緻密でストイックな絵……というより「図」の数々に趣味を極めるとはこういうことかと圧倒されます。 高額な書籍ですが付いてくる16枚の複製画だけでも元が取れる感じ。


戸高一成(大和ミュージアム館長) 
生頼氏は多くの軍艦や軍用機のイラストを描いていたが、
いずれも素晴らしい作品であり、心から、このテーマが好きなのだ、と思わせるものがあった。
当時から、生頼氏は、日本海軍の全艦艇を同一スケールで描きたい、と思っていたそうだが、
私は、それは無理だろうなあ、と思っていた。
大小数百の艦艇を、同じ精度で描くには、資料的にも考証的にも、かなり難しいと思っていたのである。
しかし、今回の作品を通して見て、私の心配は杞憂に終わったことを理解した。
主要な艦に関しては、新造時から近代化を繰り返してゆく姿を描いているが、
それぞれの時期の姿を、極めて丁寧に追っている。
戦艦などの同型艦も、その微妙な違いを表現している。
例えば、金剛型は、金剛と比叡、榛名と霧島のグループで、砲塔の形などが違うのだが、
この小さな側面図の中で、きちんと描き分けているところなどは、さすが生頼さん、と思った箇所である。
(本書「刊行によせて」より一部抜粋)