道楽もの雑記帖

道楽もの雑記帖

アニメーター大塚康生が遺した絵と言葉たち
2023年5月31日発売
A5判 256ページ
定価:本体2,300円+税
ISBN 9784768317754

アニメーター大塚康生が遺した絵と言葉たち

アニメーターとして日本の商業アニメーションを創成期から牽引し続け、後進の指導を精力的に行ってきた故・大塚康生氏。『ルパン三世』など作画監督の代表作や軍用車両のイラストレーション、雑誌連載や絶版書籍の原稿から未発表の企画書まで、貴重な「遺稿」を凝縮。長年親交のあった叶精二氏が編集・構成を担当。その魅力的な絵と軽妙な語り口から「道楽もの」と自称した著者の生き方と仕事に対する姿勢が浮かび上がる。全てのファン必携の1冊。

【目次】
大塚康生イラストレーションギャラリー
第1章 『ルパン三世』覚え書き 
第2章 ルパンのCMをアメリカでやってみて
第3章 茶屋主人のひとりごと
第4章 道楽もの絵詞(えことば)
第5章 日本のアニメーションに期待すること
第6章 アニメーターの仕事
第7章 もっとも〝ディズニー的〟な作品
第8章 若者へのメッセージ
補章  企画書「鎮守の森の物語」
巻末付録 軍用車両図解集

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お詫びと訂正

本書の記載に誤りがございました。読者の皆様ならびに関係者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正させていただきます。

P84
誤)クピになる
正)クビになる

P256
誤)中島 キ82 二式単座戦闘機(愛称・鐘旭)
正)中島 キ84四式戦闘機「疾風」

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【著者】
大塚 康生 (オオツカ ヤスオ)
1931年7月11日島根県生まれ。
1956年、東映動画(現 東映アニメーション)に第1期生アニメーターとして入社。『白蛇伝』(1958年)『わんぱく王子の大蛇退治』(1963年)などの原画を担当。『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)で作画監督を務めた。
1968年、東京ムービー(現 トムス・エンタテインメント)傘下のAプロダクション(現 シンエイ動画)に移籍。テレビシリーズ『ムーミン』(1969年)『ルパン三世』(1971年)の作画監督を担当。
1977年、日本アニメーションに出向し『未来少年コナン』(1978年)の作画監督を担当。
1978年、東京ムービー新社傘下のテレコム・アニメーション フィルムに移籍。映画『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)『じゃりン子チエ』(1981年)の作画監督を歴任。
晩年はテレコム・アニメーション フィルムで顧問を務め、スタジオジブリやディズニー・ジャパンなど国内の多くのスタジオや専門学校などで多くの後進を育てた。
軍用車両研究家としても広く知られ、模型誌の連載や訳書・写真集なども多数。1989年から2000年にわたり軍用車両研究誌「MILITARY VEHICLE JOURNAL(MVJ)」を自主発行した。
2002年文化庁長官賞、2019年第42回日本アカデミー賞協会特別賞受賞。
2021年3月15日死去。
主な著書「作画汗まみれ 改訂最新版」「大塚康生画集~「ルパン三世」と車と機関車と~」、編訳著「軍用ジープ」など。

【編集・構成】
叶 精二
(カノウ セイジ)
映像研究家。東京造形大学特任教授。亜細亜大学・女子美術大学・大正大学・東京工学院講師。
高畑勲・宮崎駿作品研究所代表。2019年「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」企画アドバイザー、図録執筆、記念講演を担当。朝日新聞社報道サイト「論座」などに寄稿多数。著書『宮崎駿全書』「『アナと雪の女王』の光と影」『日本のアニメーションを築いた人々 新版』、編著『マンガで探検!アニメーションのひみつ』全3巻、『ルパン三世 PART1 絵コンテ集』など。高畑勲・大塚康生との共著に『王と鳥 スタジオジブリの原点』がある。

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