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デザイナーが未来に残したい私の3ヵ条

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スペシャリストが仕事で大切にするルール
2018年4月27日発売
B5変型判 144ページ
定価:本体2,000円+税
ISBN978-4-7683-0962-9

スペシャリストが仕事で大切にするルール


グラフィックの分野を中心に、第一線で活躍する14人のデザイナーに、仕事をする上で大事にしている「ルール」や「思い」を聞くインタビュー&作品集。

広告やポスターといったグラフィックデザインが日本で生まれたのは、およそ100年前。つまり日本の近代化の歩みは、グラフィックデザインと共にありました。かつてグラフィックデザインそのものや、デザイナーという職業自体が一般的に認知されていなかった時代を経て、現在ではデザインが産業や経済、そして社会に大きく影響を及ぼすことが、広く知られています。
しかし同時に、インターネットの登場と普及、そしてソフトの進化によって、デザインを取り巻く環境は大きく変わろうとしています。
PCやアプリケーションを使えば誰にでもデザインができてしまう。
そんな時代に、これからを担うデザイナー、クリエイターはいったい何を目指すべきなのでしょうか? 
そしてデザインが、多様化していくこれからの社会に対してできることとは、いったい何なのでしょうか?
これはデザイン業界が抱える未来であると共に、様々なジャンルの若者が同じように持つ問いかけでもあります。
人々の心に残るグラフィックや、強いメッセージを持つ作品は、どのような信条や、環境で生まれたのか。
専門を生きる人たちの仕事への姿勢や眼差しを知ることは、これからデザインや、ものづくりに関わっていく人たちの大きなヒントとなります。
そして、クリエイティブとは関連のない人でも、豊かに、やりがいを持って働く上で指標になる言葉がきっと見つかるはずです。
どうぞ、スペシャリストたちの現場から生まれた様々な生の声に耳を傾けてみてください。

デザイン史の流れがひと目でわかる「デザイン史年表」や、「知っておきたいデザイン用語」など付録も充実!



【紹介デザイナー】
インタビューを各6ページ、作品紹介を見開きで掲載
●水野学
「義」
デザインとは「良くする」こと
楽しくなければ意味ないじゃん

●森本千絵
はじめに“1枚の絵” を描く
知識だけではなく、体験をする
“ご縁”と“他力本願”を大切にする

●居山浩二
事業に貢献するデザインを提案する
デザインを過信しない
人々の行動様式や生活に影響を与えられるか

●ナガオカケンメイ
自腹でやってみる
日本を育てる意識を持つ
生活者としての視点を持つ

●大日本タイポ組合
大喜利のような感覚で応える
予想を超える仕組みを考える
人と共有できる最低限のルールを作る

●田中良治
ラブレターを書くようにデザインする
わからないことに出合う
わかる必要がある人に伝えたい

●KIGI
「面倒くさい」と言った時点で終わりになる
グレーゾーンを追求する
本当に好きでなければ続けられない

●えぐちりか
何かひとつチャレンジを入れる
3年間は続けてみる
ひとつ何かを手に入れたら、ひとつは手放す

●セキユリヲ
手紙を書くような気持ちで
風通しをよくする
自然に習う

●長嶋りかこ
何のために自分がデザインをするのかに自覚的であること
自分が嫌がることはしない
見えないもの、聞こえない声に、敏感であること

●浅葉克己
いろんな場所に行ってみる
自分の武器になるものをひとつ持て
行動して「血肉化」する

●永井一史
「人間」を考える
思いをカタチにする
ニュートラルでいる

●佐藤直樹
なるようになっていく
いろいろ気にしない
わからなさへの関心を持ち続ける

●永井一正
「断崖を飛び降りる」心境を持つ
自然を感じる
表現の根は「ひとり対ひとり」



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