「撮影会の女神さま」File.007 田澤佳美

File No.007 田澤佳美

★今回の女神さまは、アルバイトの傍ら、モデルメーカー撮影会に出演するフリーランスのモデル・田澤佳美ちゃん。終始、穏やかな笑顔を絶やさず、ゆっくりお話するほんわかお嬢さん。最近はFresh！撮影会にも出演。

－撮影会のモデルはいつから始めたの？

佳美「2009年6月に初めて出て。最初、1度呼ばれて、ちょっと間が空いて、また夏頃から参加させていただいて、それからは結構な回数、入らせていただいてます」

－『1度呼ばれて、ちょっと間が空いた』のはなぜ？

佳美「一度呼ばれてから、特に連絡がなかったので、これはもしかすると私は必要ない…かもしれないと思って（笑）。で、連絡しなかったんですが、夏頃になって、もう1回できないかなあと思って（モデルメーカーの担当者に）メールしたら、『連絡来れないから、できないのかと思った』って言われて（笑）」

－撮影会のモデルにはどういう経緯でなったの？

佳美「モデルメーカーのホームページでモデル募集をしていて、自分で応募しました」

－それまで、モデルの経験はなし？

佳美「イベントコンパニオンを2年くらいやってました。『アンケート、お願いしま～す』という感じの。展示会ですねえ、東京ビッグサイトとか」

－学生時代から？

佳美「高校卒業して、一度、アパレル系の会社に就職したんですが、1年くらいで辞めちゃって。それからフリーターで…今もフリーターなんですが（笑）」

－撮影会のモデルになりたいと思ったきっかけは？

佳美「昔からモデルさんに憧れていて、高校の時、1年間だけモデル事務所に登録して、レッスンをちょこっとだけ…」

－あれ？ なんだかこんがらがってきたぞ。ほじくるといろいろ出てくるなあ。つまり、モデル事務所からイベントコンパニオン、そして今は撮影会モデルということ？

佳美「あ、撮影会モデルの前に、タレント事務所にも入っていて、ちょこっとお芝居のレッスンをしたりですとか」

－また、新事実（爆）。じゃあ、テレビに登場したりとか？

佳美「もうほとんどエキストラだけで。映画とかCMとかですね。私が出たのは小泉今日子さんの化粧品のCMで、結婚式のお客として歩いていくとか…。やっぱり演技は楽しかったですね」

－劇団に入るとか、そういう選択肢は考えなかったの？

佳美「そういうのも考えたんですが、現実を見て（爆）。ちょっと夢をあきらめようかなって思ってたんですが、そう言えば、コンパニオンの先輩が撮影会に出ていたなと思い出して。モデルの仕事、できたらいいなと思って」

－で、今、撮影会のモデル。

佳美「若い頃の写真が残せたらいいなと思って。ファッションモデルになりたいとか、グラビアに出たいとかいうのはないんですけど」

－老後の楽しみ？（笑）

佳美「（おばあちゃん口調で）昔はこんなだったのよ（爆）」

－ノリがいいなあ。

佳美「でも、今ちょっと声優さんになりたくて（笑）」

－へっ？

佳美「これからオーディションとか行ってみようかなって思って」

－また、アグレッシヴに来るねえ！ ほんわかしたイメージからは想像できない、チャレンジングな人なんだね。

佳美「チャレンジと言えば、最近、パソコンを買いました。以前から、撮影会の常連さんに『ブログやらないの？』って言われていて。事務所に入っているモデルさんだとオフィシャルブログとかあるんですが。でも、私はただのフリーターだしなあと思って（笑）。だから、普通のモデルさんらしいブログじゃなくて、自分の趣味のブログをやろうかなと思って。で、以前からセルフポートレートを撮るのが好きで…」

－セルフポートレート撮るの？ カメラは？

佳美「あ、携帯です」

－携帯でセルフポートレート…って、それ普通に「自分撮り」では？

佳美「あ、そうなんですけど、それでいかに自分撮りっぽくなくするか、というのを研究していて。なんかこう、作品チックに撮れたらいいなと思って。こっちから光が当たっているから、影がこう出るなとか、お家の中で光のいいところを選んだりだとか…も考えて撮ってます」

－なるほど。

佳美「あと、普段、童顔というか、ふわっとした雰囲気だねって言われるんですけど、その反動か、きりっとした、セクシーな感じで撮られるのが好きで…きりっというか、椎名林檎さんのファンなので、自分もああなれるかもって思って（笑）。『東京事変』に入りたての頃の。で、撮影会でも、林檎ちゃんっぽい表情を研究して、これやってみようかなっていうふうに（笑）。
あんまり他のモデルさんたちのように、目鼻立ちがシュッとしてるわけじゃないんですけど、角度によってよく見えるのを鏡とセルフポートレートで研究して、『あ、この角度だとシュッと見える』っていうふうに。だから、撮影会に来ていただいたカメラマンさんの作品を友だちに見せたら『誰、これ？』って言われて（笑）」

－ちょっと待て。“シュッと見える”というのは…？

佳美「こうやって横を向いて、アゴを上げて…（と、艶な視線でこちらを見る佳美ちゃん。得意技を披露！）」

－でも、撮影会の参加者には、“シュッとした”佳美ちゃんより、普段の“ふわっとした”佳美ちゃんを撮りたいという人もいるんじゃないの？

佳美「撮っていただくカメラマンさんによって変わりますね。セクシー系が好きなカメラマンさんだったら、今日はこの自分で行こうという感じで、変身します。“ふわっとした”方が好きなカメラマンさんの時は、ある程度、付け加えただけの…」

－ある程度、付け加えただけのって何？（爆）

佳美「ちょっとだけキレイな角度で、くらい（笑）」

－キレイな角度というのは？

佳美「右の顔の方がキレイに写るので、自他ともに（笑）。だから、こうして…（右の顔を前にした斜め向きで、アゴを引く佳美ちゃん）」

－ポージングはどうやって学んでるの？

佳美「個撮でカメラマンさんに『こうすればキレイに見えるよ』って教わって、それを“軸”として。あとは、かなり役立っているのが通販のカタログです。スーパーで山積みになっているんですよ。有名なモデルさんがたくさん出ているので、『このポーズ真似してみよう』と思って。雑誌の立ち読みより、じっくり研究できるので（笑）」

－新しい発想だなあ（笑）。

+゜*†＊       ［◎］ パチリ　     .。＊†＊。.+゜*†＊  ・.。＊

田澤佳美

Yoshimi Tazawa
1987年2月28日生まれ、埼玉県出身。フリーのモデル。学生時代は軽音部でドラムをやっていたという佳美ちゃん。気が向いた時は今でもアコースティックギターで弾き語り、時にパンク・ロックのライブに出かけ縦ノリ…という音楽好き。現在、モデルメーカー撮影会に出演中。また、屋外大撮影会やFresh！ Cafeにも登場。
●田澤佳美ブログ
http://ameblo.jp/huruinikki/
●モデルメーカー撮影会
http://modelmaker.sakura.ne.jp/