イメージ:「撮影会の女神さま」File.025 神田理紗

「撮影会の女神さま」File.025 神田理紗

撮影会のモデルとして活躍する「女神さま」を紹介!

File.025 神田理紗

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★今回は、イベントコンパニオンと撮影会モデルをこなす神田理紗さんがゲスト。

--イベントコンパニオンを始めたきっかけは?

理紗:「フォトイメージングエキスポのタムロンのブースのオーディションに受かったというのがきっかけで、そこからずっと、今もイベントの仕事をしたり、オリンパスのコンパニオンでリピートをいただいていて、カタログのモデルをさせていただいたりとか、量販店に置くフォトブックのモデルとかもさせていただきました」

--事務所に所属しているというわけじゃないんだよね?

理紗:「登録ですね、イベントコンパニオンの事務所は登録制が多いので、いっぱい掛け持ちして」

--いろんなところに登録している?

理紗:「今、5社くらいですね」

--そういうもんなんだ?

理紗:「規制はないですね。その代わり、規制がないぶんフリーなんで、例えば当て込みで仕事を振ってもらったりってこともそんなにないんですよ。自分でオーディション受けにいって、受かれば仕事になるっていう」

--イベントって、毎週のように何かあるよね?

理紗:「何かあります。イベントじゃなくても量販店の販売促進とか」

--販売促進?

理紗:「ざっくり研修を受けて、ちょっと接客して、すごく詳しいことは『詳しい者をお呼びしますので』っていう…(笑)」

--それ大丈夫か、表立って言っていいのか?(笑)

理紗:「(笑)…とか、あとセミナーの受け付けをしたりとか、様々ですね」

--モデル業は?

理紗:「スチール案件とか、ホームページのモデル案件とか、数は少ないんですけど、オーディションにいって受かった時にしたりとか」

--神田さんは何をしたかったの?

理紗:「…(しばし笑)」

--コンパニオンをしたかったの?

理紗:「いやあのう…大学3年生の時までおにぎり屋さんでバイトしてたんです(なぜか笑)。だから、それこそ人前に立つような仕事というのは正直、全く興味がなかったんですけど(なぜか笑)、友だちが『2日間くらい地方に行って、ある企業のキャンペーンをやると、3万円稼げるよ』と(笑)。それで、紹介で入ったところがイベントコンパニオンの事務所だったんですね。それで、イベントコンパニオンのオーディションを受けたら受かることができて。その次のオーディションがタムロンさんのオーディションだったんですね。だから、特に自分から人前に出ることをしたくて、必死で探して受けたというわけじゃないんですよ。運というか、ラッキーというか」

--つまり、運命の岐路は「バイト代の高さ」と?

理紗:「そうですね! いや、本当にそうです(笑)」

--フォトイメージングエキスポでコンパニオンをやった時はどんなだった?

理紗:「なんじゃこりゃーっていう感じで(笑)。なんだ、このでかいカメラは? と(笑)。なんで撮ってるんですか? と。(ステージに登場した)魚住さんって誰ですか? みたいな感じだったんですね」

--撮らせてくださいって来るでしょ?

理紗:「にこにこっとして写ったりしましたけど、心の中では『なんだろう?』とか思いながら、まあそれも仕事だって聞いてたんで、別に嫌だなとかはなかったんですけど。すごく衝撃が大きくて。『こんな世界があるんだ』みたいな。大きなブースを建てて、人がたくさん集まってくるイベントがあるって知ったのが衝撃で。もうちょっとやってみたいなあ、もうちょっとオーディション受けてみたいなあと思って。大学3年生だったので、就活しながら、一方で『もうちょっと(コンパニオンを)やりたいなあ』、一方で『就活しなきゃなあ』…ずるずるずる、今!(爆)」

--ずるずる来ちゃったと。でも、大学を卒業するにあたって、モデルやコンパニオンの方向へ舵を切ってみたってことなんだよね?

理紗:「そうです。内定をもらった仕事と、どっちがしたいか考えて…」

--就活もちゃんとやって、内定もらった会社があるんだ?

理紗:「はい、アパレル系の販売職なんですけど」

--コンパニオンって衣装によっては露出が多い場合もあるじゃない?

理紗:「最初はへそ出しもNGにしてたんですね」

--それじゃあイベントコンパニオンやりにくいんじゃないの?

理紗:「そう、『やりづらいな』ってことに一年くらいかけて気づいて(笑)。いろんな人に話を聞いて、『何年かしたら絶対に着れないんだから、今のうちに着といた方がいいよ』って言われて、そこからあんまり気にしなくなりましたね」

--それは、“出していいへそ”か、確認しつつ?

理紗:「(爆)。そこは自己基準でいいんですか?(笑) 自己基準は一応、『クリア』だったんです(笑)」

--まあ、大概は自己基準だろうけど(笑)。

理紗:「初めて、オーディションで、へそ出しの衣装を着なきゃいけなかった時は『捨て身』でした。でも、それで合格をもらえたってことは、(へそを出して)いいのかなって(笑)」

--最初にタムロンブースでコンパニオンやった時、他のブースのコンパニオンの衣装とか見なかったの?

理紗:「見てる暇ないです」

--ああそうか、笑って、飯食って、また笑って、みたいな感じか。

理紗:「その時は、フラッシュというものに慣れていなかったので、フラッシュ酔いしちゃって」

--フラッシュ酔い? ってどんなの?

理紗:「なんか光浴びすぎて胸焼けというか、胃もたれしちゃって、つらかったです」

--ストレスってことじゃなくて?

理紗:「慣れてなかったからですかね、気疲れとかもあったのかも。今は大丈夫なんですけど」

--それでも楽しかったということは、本質的には人前に立つのが不得意じゃないんだ?

理紗:「遡ると幼稚園、小学生の時は割と人見知りだったんですけど、17歳の時にダンスを始めて、そこからちょっと変わったかなあ…」

--ダンスの種類は?

理紗:「ヒップホップやってました(笑)」

--趣味で?

理紗:「趣味なんですけど、スタジオに通って」

--なんでヒップホップだったの?

理紗:「インストラクターの人がすごいカッコよくて。女の人だったんですけど、その人にすごく憧れていて、その人みたいになりたいと思って。腕立てとか腹筋とかもすごくやって。今のコンパニオンの“可愛らしくいないといけない”というのと程遠い、スウェット! 履いて、メンズのLLとかLサイズのTシャツ着て、やってましたね」

--こう、しゃべってると、やけに両手、前に伸ばしてくるみたいな?

理紗:「(爆)、手伸ばしたりってどういうことですか(笑)」

--こう、やけに手伸ばしてくるみたいなさ。

理紗:「(爆)。『YO~』みたいなことですか?(笑) それはないですけど、でもそれぐらい、ヒップホップな雰囲気に包まれていたいくらいハマってました。高3から始めて大学2年くらいまでやってたんですけど、ま、あることをきっかけに、スパっとやめちゃったんですね。そこからこの仕事に出会って」

--ふーん。

理紗:「まあ、“あること”というのは、その時に彼氏ができたっていうのなんですけど(笑)。なんか気分が…」

--乙女になってしまったと?(笑)

理紗:「乙女になったんですね(笑)。それまでは体育会系で、『筋肉、つけっか!』みたいな感じだったんですけど、いきなり乙女モードになって…(とても可愛らしく)『なんか違う?』って思ったんですね、きっと(爆)」

--(笑)。そのヒップホップって、ずいぶん中途半端な時期から始まってるけど、それまでは何してたの?

理紗:「それまでは…まあ、今も続けてることではあるんですけど、書道を小学校2年生から大学生の頃まで。毎年、作品を出品してたりとかして。中学から高校1年生まではテニスをやってたんですけど、やっぱり書道がやりたいなって思って、高2から高3は剣道部のマネージャーになって」

--え?

理紗:「武道関係って、試合のプログラムを筆で書くんで」

--なるほど。

理紗:「それでちょっとでも役立てると思って。賞状の名前とか、トロフィーのリボンとかに書いたりとか」

--試合のプログラムって何?

理紗:「『試合表』って呼ばれる、先鋒とか次鋒とか、大将とか、筆で書いて貼り付けるんですよ、試合の時に。それを書くのを任されたりとか」

--書道は何段?

理紗:「5段です」

--5段っていうのはすごいの?

理紗:「いや、そうでもないんですね、これが(笑)。段を取ることがすごいのではなくて、作品を出品して評価されるというのが、私の中では大事なんで。“段”は、日頃書いていることがちょっとずつ認められて上がるってことなんで。すごく正直にいえば、小学校2年生から10年間くらいやっていれば、5段ぐらいはいけちゃうんですよ(笑)」

--でも、字はうまいんだ?

理紗:「うーん、まあ『そんだけ長くやっていれば、それくらいにはなるよね』ぐらいですよね」

--鉛筆とかボールペンの字もうまいの?

理紗:「筆は右なんですけど、私、左利きなので、鉛筆は左でしか書けないんですけど、たぶんまあ、普通ぐらいには…」

--「うまいねえ」って言われるんでしょ?

理紗:「割と(笑)」

--じゃあさ、ちょっと字を書いてみてよ。

理紗:「え、ええ~…(と言いつつ、シャーペンを持つ)」

--すごく字がうまい! …とは思えない手つきだよね?(笑)

理紗:「(笑)。あのですね…持ち方、変なんですよね(笑)。(書き始める)あ、い、う…(しのび笑)…伝わらない(笑)」

--…うーん、ホントだ(笑)。うまいかなあみたいな(笑)。

理紗:「(爆)。普通ですね…あのう、言い訳はあまりしたくないからちょっと…あの言い訳していいですか(笑)、鉛筆と筆ってぜんぜん感覚が違くて」

--ああ、鉛筆ではダメだと。こんな細いもんで書いてては(笑)。

理紗:「(爆)。それぞれ細い筆が得意な人と、おっきい筆が得意な人といるんですよ。だからあ」

--私はこんぐらい(武田双雲が持ってるような巨大な筆をつかんでるフリ)でないとダメだと?

理紗:「(爆)。違う、それは違う。でも、そんなに自信持って『もう書道すごい得意です』って言えるほど書けてないんで、まあ、なんか一つ言うとしたらってレベル、ってことですね(笑)」

--でも、全国大会レベルなんでしょう?

理紗:「大学1年の時に、大学生の部門で読売新聞社賞というのはいただいたんですけど…」

--すごいじゃん!

理紗:「でも、協会に所属している人で、しかも大学生という括りで募集してるんで…いろんな協会があるんですよ(笑)」

--筆で書いた字はダイナミックな感じなの、それとも繊細な感じ?

理紗:「半々ってくらいですかね(笑)。そこまでダイナミックじゃない」

--ダイナミックなの書きそうな感じだけどね?(笑) ヒップホップやりながら書くとか、そういうのないの?

理紗:「ないですねえ(笑)、そういうアーティスティックな才能、ないんで(笑)」

--撮影会モデルはいつから始めたの?

理紗:「3年前くらいからですね。展示会に出た時に、撮影会の人に声を掛けられて」

--あ、スカウトするんだ、そういうところで。

理紗:「そうなんですよ、あるんです、あるんです。で、やってみたら、割と楽しいし、お客さんもぽつぽつだけど来てくれるし」

--最初のうちはどうだったの?

理紗:「展示会だとカタログを持って、にこっとしてればいいんですけど、撮影会ってなると自分が撮られるということがメインじゃないですか。大丈夫かなって思ったんですけど、結果的にお客さんが楽しそうにしてくれてるからいいのかなって思って」

--緊張したりとかはなかった?

理紗:「お客さんが楽しみに来てくださっているので、自分も楽しめばいいんだなって思って。今もそう思ってやってるので、緊張するというよりは純粋に楽しいです。それにいろんなところへ行けるし。撮影会に出るようになってから、四季に興味が出たというか」

--四季?

理紗:「撮影会で、いろいろな季節に、日頃あまり行かないような場所へ行くようになって、景色とか自然を見たりすることに興味が沸いて。プライベートでもいろんな場所に行くようになりましたね」

--撮影会とイベントコンパニオンで気持ちの持ちようは同じ? 違う?

理紗:「撮影会の仕事は、来てくれたお客さんがシンプルに楽しんでくれたら…その一日を楽しんでくれて、『来てよかったな』って思ってくれたらいいなって思ってるんですけど、イベントの仕事も、来た人が楽しかったなって思うそのお手伝いができればいいなって思ってるんで、そこは同じなんです」

--人を楽しませたいんだ?

理紗:「そうですね。…だから、まあ具合悪いなとか、ヤなことあったなって時も、とりあえずは来てくれた人が楽しんでくれるように、一応、キャピキャピ…(笑)」

--一応、キャピキャピ(爆)。

+゜*†* [◎] パチリ  .。*†*。.+゜*†* ・.。*

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神田理紗

Risa Kanda

1988年1月19日生まれ、東京都出身。2008年よりモデル、イベントコンパニオンとして活動。カメラメーカー作例モデル、カタログモデル、CMなどにも出演。現在、Photo workshop Grand Blueのほか、各種撮影会に出演中。

●ブログ「サリーblog」
http://ameblo.jp/tuyakoshi/
●twitter ID:Risa Kanda



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