2010.10.20
亀井絵里さん&道重さゆみさんのインタビューを公開
亀井絵里さん&道重さゆみさんのインタビューを公開
フォトテクニックデジタル11月号の表紙と巻頭グラビアを飾った亀井絵里さん&道重さゆみさん(モーニング娘。)のインタビューを、本誌では載せきれなかったロングバージョンで掲載します。
今月の表紙と巻頭グラビアを飾るのは、モーニング娘。の中でもとりわけ仲のいい2人、亀井絵里さんと道重さゆみさん。
-本誌で“表紙が2人”というのは、今回が初めてなんだよ。
亀井(以下、亀)「すっごい、嬉しかったです!」
道重(以下、道)「テンション上がったよね! スケジュール表を見た時」
亀「スケジュール表をぱっと見て、『道重・亀井』って入ってて…」
道「めっちゃ喜んだよね~」
亀「初めてだもんね、2人って。しかも、表紙をやらせてもらえるなんて…」
道「意外とこの組み合わせってないんですよね。お仕事というよりは、ただの仲のいい友だちみたいになってしまうので」
-今回はその“仲のいいところ”を撮りたかったんだよ。でも、その割には2人並ぶと、それぞれ「私の一番イイ表情を撮って!」って感じで、目力強かったけど…。
亀「だってねえ」
道「可愛く、撮ってもらいたいもんね。まあ、プロなんで、スイッチ入っちゃいましたね(笑)」
-道重さんは、今回のフォトグラファー西條彰仁さんに写真集「LOVE LETTER」(2008年/ワニブックス刊)を撮ってもらってるけど、会うのはそれ以来?
道「はい。すっごい久しぶりでした。久しぶりすぎて…名前はホントに覚えてたんですけど、お顔が思い出せなくて。その時の写真を見たら思い出せるかなって思って、昨日、お家で『LOVE LETTER』見たんですよ。でも、どうしても西條さんのお顔が思い浮かばなくて…。“私、カワイイな”くらいの感想しかなかったです(笑)」
-今日、現場でご本人に会って思い出した?
道「…うーん、見たことないわけではないなと思いました(西條さん爆笑)」
-ひどい(爆)。
道「ひどいですよねえ、ホントに!(笑)」
-写真集を撮ってもらったフォトグラファーさんって、覚えてないもの?
亀「さゆみちゃんの場合はそうなんです(笑)」
-亀井さんは覚えてる?
亀「はい、熊谷貫さんでしょ、河野(英喜)さん、今村(敏彦)さん、西田幸樹さん…」
道「私も他の人は覚えてますよ…他の人も覚えてます(笑)…西條さんも覚えてます。ただ、お顔だけが思い浮かばなかっただけで(照)」
-道重さんのブログ、すごい更新頻度だよね?
道「むっちゃ、やってます。すごく好き。楽しいです」
-道重さんのブログは、完全に“自分の世界”って感じだよね?(笑)
道「そうです、そうです」
-亀井さんは道重さんのブログ、読んでるの?
亀「自分が登場するってわかった時だけ見ます…だって、さゆのブログ、自分のカワイ子ぶりっこの顔ばっかりだから(隣で笑い出す道重さん)、えりはそれを見ても…」
道「どうも思わないもんね(笑)」
亀「そう、キュンとしないじゃないですか。自分が出る時だけ、『あー、さゆ、えりのこと面白く書いてくれてるな』って、上から目線で見ます(笑)」
-ファン心理としては顔写真がたくさん載ってる方が嬉しいよね。
道「でも、同じ角度(から自分撮りした写真)ばかりでもう飽きてると思います(亀井さん爆笑)」
-道重さんは、バラエティ番組のレギュラーとか、一人の仕事が増えたよね?
道「最近は慣れてきたんですけど、初めの頃、すごく不安で。現場に行くまで、モーニング娘。の曲を聞いたりしてました。夜も寝ずに考えてました、何をしゃべろうかって。たった一言のコメントがホントに怖くて」
-道重さんはそのキャラクターで、制作サイドからも“オトして欲しい”って期待されるんじゃないの?
道「そう! そうなんです! ここはさゆみにかかってます、みたいなことをすごい言われるんですよ~! それが初めの頃、プレッシャーで。それに、さゆみ、その場でぱっと思いつく人じゃなくて、番組とか事前にしっかり調べて、ここでこう言ったら…って、一緒に出る人のことをすっごく調べて、過去にこういうことがあったらココをつけば痛いかなとか、計算の元にやってます」
-でも、アドリブは結構あるんでしょ?
道「やるんですけど、結構、日によります。うまくいく時とダメだったなあっていう時と…。でも、今はとにかく“前向きにいこう”って決めたんです。うまくいっても、うまくいかなくても、とにかくやるしかないと思って。誰にどう思われようと、その時、自分が思ったことをやろうって。誰にも負けない気持ちで」
-道重さんは、ラジオも2本やってるんだね? CBCのラジオはもう4年やってるんでしょ? すごいよね、一人で。
亀「一人でラジオやってるの、すごいと思います。私、仕切ったり、まとめたり、ぜんぜんできないから…(さゆみん爆笑「だろうねえ!」)一人で何をしゃべるんだろうって」
道「たぶん、誰か相手がいてこそ、えりの良さが引き出されるんだよ!」
亀「ずーっと『あーそうですねー』『…はい』とかしか…」
道「あー、言ってそう! でも、それはそれで癒されそうですね」
-卒業しても、2人はもちろんお友だちなんだよね?
道「もう超・会うと思うよねー」
亀「あとライブに行きたいんですよ、モーニング娘。とか、ハロープロジェクトの」
-モーニング娘。じゃないの、行けばいいじゃん。
亀・道「えーっ、なんでーっ」
道「気になるよね?」
亀「正月もハロープロジェクトのライブがたぶんあると思うので、あったら私は絶対そこに現れると思います! 出没します! それくらい好きなんです」
-モーニング娘。やハロープロジェクトへの愛の深さだね。そのモーニング娘。のメンバーとしてはあと2カ月だけど。
亀「今、必死に思い出作りをしています。イベントもできることならたくさんやりたいし、握手会もできるならやりたいし、そんな中でブログはやらないというのはあれなんですけど、やれることはやりたいなと」
-ダンスは続けるとか。
亀「ダンスも歌も好きなので、体が忘れないように、自分磨きのつもりで」
-亀井さんにとって、モーニング娘。とは?
亀「いろんな女の子がいて、みんながライバルで、同時にみんなが仲良しで。普通の女の子なんだけど、いろんな性格の女の子がいるから、この子はこういうものが好きなんだ、この子はこういうものが好きじゃないんだとか、いっぱいあって、自分のことじゃないのに、いつの間にかメンバーのことを考える自分になっていたんですね。そうしたら、自分のことも知ることができた。勉強になりました」
-メンバーとの関係性の中で、自分自身のこともわかった?
亀「自分がこんなに負けず嫌いだったんだとか、泣き虫だったんだとか、ダンスが好きなところとか、このグループに入らなきゃわからなかったし、そういうのを教えてもらったのはやっぱりモーニング娘。っていうグループとメンバーに出会えたからです。だから、すごく感謝しています」
-亀井さんから、モーニング娘。へ何か一言。亀井さんが卒業した後の…。
亀「卒業した後の…せつないですね、初めてだな、こういうインタビュー(ちょっと寂しそう)。自分が卒業した後のことはまだぜんぜん想像つかないし、コンサート行きたいとか言ってますけど、正直すごくせつないんですよ、自分の歌ってたパートを新メンバーの子が歌ってるとか、さゆが歌ってるかもしれない。それはすごくせつないと思うけど、自分が決めたことなので、胸を張って卒業していくので…。たぶん、えりは卒業後もモーニング娘。のファンだと思う」
道「あー、そうなりそう!」
亀「今までは自分が元気を与える立場だったけど、きっと離れたら、モーニング娘。から元気をもらえるんだろうなって、すごく感じるんですよね(なんだかだんだん声が小さくなってきたような…)。モーニング娘。はずっと好きで、一生応援します…せつなくなってきた、ちょっと(笑)。でも、たぶんファンの人たちも、私が芸能活動を休養することで、元気なくしちゃうんじゃないかって、すごく心配してくれてると思うんですよ。そういう気持ちにさせないような卒業にしたいです。ファンの人たちに『あたし、大丈夫だから! 』って言いたい。あと2カ月、元気いっぱいな自分を見せたいなと思っています」
道「でも、元気だもん」
亀「そう、基本、元気なんですけど、ファンの人たち、やさしいじゃん」
道「元気すぎると元気の裏に何かあるって」
亀「そう、会話できるわけじゃないから、メディアを通してじゃないですか。だから、亀ちゃんの本音は違うとか思われてるかもしれませんけど、私は本当の気持ちしかしゃべってないです。ステージの上でも、発表の時も、素直な正直な気持ちしかしゃべってないことを、ホントにわかって欲しくて。だから、そう、私は元気だよっていう。いっぱい笑顔を見せたい」
-道重さんから亀井さんに言っておきたいことはある?
道「卒業してからも応援してくれるって言ってくれたんで、ライブに来て、客観的にモーニング娘。を見て、ダメ出しとかして欲しいと思いますね。さゆみ、すごく素直に聞ける気がするもん」
-道重さんの出ているラジオとかも聴いて欲しいとか?
道「あ、ラジオは聴かないだろうね」
亀「聴かないね(笑)」
-道重さんがレギュラー出演している番組「あいまいナ!」は?
道「絶対、見てないと思う。一回も見たことないでしょ?」
亀「だって時間が遅いじゃん。がんばって起きてるのに」
道「でも、(高橋)愛ちゃんとか録画して見てくれてるよ(笑)」
亀「さすがリーダー!(笑)」
-そっちの方は“客観的な意見”を求めても、「えー、見なかった、聴いてなかった」って言われちゃうのね(笑)。
亀「だからー、コンサート重視で!」
道「そう、そう、そう」
亀「ナマものだけ」
道「あ、それでいいです(笑)」
亀「ナマものの、さゆみだけ」
道「そうだね」
亀「さゆみばっか見ていよ」
道「それもやだな(笑)」