イメージ:第212回ザ・チョイス 丹地陽子さんの審査

第212回ザ・チョイス 丹地陽子さんの審査

イラストレーターの丹地陽子さんによる審査が、2019年8月7日に行われました。応募者は242名、応募点数はおよそ750点です。その審査の模様と結果をレポートします。

書籍表紙にさまざまなタッチでイラストレーションを提供しているイラストレーターの丹地陽子さんが、自身初となるザ・チョイス審査に臨みました。丹地さんがイラストレーションコンペの審査員を務めるのは今回が初めて。そのため審査当日の朝も「目覚ましより早く起きてしまった」ほど緊張していたそうです。全国から集まった力作のなかから入選10名、準入選6名を選ぶ審査がいよいよ始まります。

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まずは1次選考。ここではすべての応募作品に目を通し、2次選考に残す作品とここで落とす作品とに振り分けます。初めての審査ということでしたが、丹地さんが判断に迷う様子はあまり見られません。真剣な表情で確認しながら、40分ほどで全応募作品を一巡しました。この段階で残りは一気に3分の1程度にまで絞られます。

1次選考が終わったタイミングで「1点の作品だと、その人がどんな作品を描いているのか分からないから選びにくいかな」と丹地さん。またこの時点で「選びたい作品は、何点かは目星が付いています」と感想を口にしていました。

続いての2次選考では、数がだいぶ絞られたこともあり1次選考よりも丁寧に1点1点を確認します。時折、通過作品の数を確認しつつ、ここでも長時間考えこむことはなく約20分ほどで選考が終了。ふるいにかけられた18名が最終選考対象となりました。

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最後はいよいよ入選、準入選の選出です。事前に入選者のイメージがあったのでしょうか。机の上に最終選考対象である18名の作品が並ぶなか、丹地さんは次々とポストイットで入選者のマーキングしていきます。入選10名を選ぶのに要した時間は10分程度。その後、残った8作品を見比べながら準入選6名も決定し、丹地さん初めてのザ・チョイスが終了しました。

「普段あまりこういったイラストレーションをチェックしないので、今回はとても新鮮でした」

審査後にそう語った丹地陽子さんの詳しい審査評、そして気になる今回の入選作品は、2019年10月18日発売の『イラストレーションNo.224』に掲載致します。

審査結果は、以下の通りです。

【入選】

●名渡山彩子(茨城県)●原田俊二(千葉県)●かとうかおり(埼玉県)

●太田麻衣子、佐藤千恵、シバタリョウ、竹浪音羽、田辺俊輔、出口えり(東京都)●辻本そう(大阪府)

【準入選】

●武井智子(埼玉県)●いさお、田中光枝、柚(東京都)

●宮城高子(山梨県)●マスダカルシ(静岡県)

【最終選考まで残った方々】

佐藤梨夏、諸星朋子(東京都)


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