「撮影会の女神さま」File.030彩川水生
File.030彩川水生
★今月のゲストは元・桜組のアイドル彩川水生ちゃん。
--出身は大阪?
水生:「そうです。上京して、もうすぐ2年になります」
--大阪でも撮影会に出てたの?
水生:「いえ、やったことないですね」
--撮影会は東京へ出てきてからなんだ?
水生:「そうです。はい」
--活動歴に「アイ☆スタ」ってあるけど?
水生:「『アイ☆スタ』っていうオーディション番組があって、それに合格して、大阪から東京の収録に来て。それでスカウトしていただいて、事務所に入って、で、桜組をして」
--うん?何をして?
水生:「桜組。アイドルのユニットがあるんですよ。今もう活動休止で(笑)」
--あ、活動休止中なの?
水生:「私、もうやめたんですけど(笑)」
--じゃあ、歌ったりしてたってこと?
水生:「はい」
--踊ったり?
水生:「踊ってましたねー(笑)」
--で、今はフリー?
水生:「そうです。今はもう事務所に入るために、まあ…うんって感じです(笑)」
--あ、状況としては、フリーだけど、このままフリーじゃないぞと?
水生:「あ、もう」
--ありていに言うと、事務所探してるとこなの?
水生:「そうです、そうです(笑)」
--それ書いていいの?
水生:「……………はい、大丈夫です(笑)」
--(笑)…いや、まずかったら書きませんけど。
水生:「いえいえいえいえ、全然大丈夫です(笑)」
--じゃあ、えーっと、”事務所浪人”だ。
水生:「そうです。そうです(笑)」
--フリーになってからどのぐらい?
水生:「えーっと、ちょうど1年かな」
--あ、でも1年も浪人してんの?
水生:「そうですね」
--じゃ、2浪すんの?
水生:「(笑)…もうね、そろそろねって感じですね」
--そもそもオーディション番組に応募するくらいだから、タレント志望だったんだよね?
水生:「そうですね。夢…」
--アイドルになりたかった。
水生:「ううん。女優さんが夢で」
--女優さんが夢なの?
水生:「はい」
--あ、それは今も?
水生:「今もずっとです」
--なぜ女優さんなの?
水生:「うーん、小学校の時にドラマを見て、女優さん、すごい楽しそうって思って。うん、いろんな役ができていいなっていう」
--芝居といえば、ドラマ、映画、舞台もあるけど。
水生:「ああ、ヤですね、舞台は」
--舞台が嫌なの?
水生:「嫌です。もう絶対嫌です。もう、あの、明らかにわざとらしい演技が嫌で(笑)」
--じゃ、カメラが回ってないと嫌と。
水生:「うん。テレビじゃないと(笑)」
--ここまでの活動ではドラマ出演とかはないんだ?
水生:「うん。ないですねえ」
--何か自主映画に出たとかさ。
水生:「いやいや、ないですね」
--演技のレッスンを受けてるとか。
水生:「ないです」
--ないの?
水生:「はい(笑)」
--でも女優やりたいんだ?
水生:「やりたいですねえ」
--ほお。じゃあ、お家で一人で突然演技してるとか?
水生:「はあ。どうなんだろう」
--(芝居がかった声色で)「どうしたの、そのコーヒーは?」とかさ。そういうのとか(笑)。
水生:「(爆)…好きですよ、そういうの」
--そういうのやってんの?
水生:「やってませんけど(笑)」
--大阪の出身ってことは、やっぱりお笑いが好きだったりする?
水生:「(間髪入れず)大好きです」
--やっぱりそういうことになるの?
水生:「月に2、3回、吉本見に行ってますね。新喜劇とか。ルミネtheよしもと」
--好きな芸人さんとかいる?
水生:「好きな芸人さん…みんな好きなんだけど。でも、一番はやっぱりダウンタウンかな。うん、松本さん」
--若手芸人じゃないんだ。
水生:「あの、お父さんに似てるんですよね、あたしの。やることとか、言うこともすごくそっくりで。だからかな。テレビに出てると見ちゃいますよね」
--東京の芸人はつまんないとか。
水生:「あ、それはないです」
--東京の人はみな目が死んでいるとか(笑)。
水生:「えーーーーーっ(爆)、そんなん聞いたことないですよ」
--突然、関西弁が飛び出した。
水生:「あ、すいません(笑)、もう、あの、なるべく出さないようにしてます」
--親御さんとか、地元の友だちとかと話す時は関西弁なんでしょ?
水生:「そうです。はい」
--関西弁は芝居をやる上で、特技の1つだよね。
水生:「えー、そうですか。あ、そっかあ」
--よくドラマとかで、下手な関西弁話してるじゃない(笑)。
水生:「うん。ありますね」
--関西弁はポピュラーだから、下手だと…。
水生:「そうなんですよ。わかっちゃいます」
--だから、それは特技になるよね。ま、今のところ何も出演してないわけだけど。
水生:「そうですよ(笑)。生かすことができないので」
--特技と言えば、プロフィールに「フルート」って書いてあるよ?
水生:「フルートは、中学、高校と6年間、吹奏楽でやってて」
--音楽やってる人多いね、撮影会のモデルさんって。ピアノもやってたとか?
水生:「ピアノやってました(笑)。やってたけど、自分に合ってないと思って、すぐやめました」
--フルートは、自分で選んだの?
水生:「はい。いや、もともとね、ハープってあるじゃないですか。あれがすごくやりたくって。で、中学の時に吹奏楽に入ったら、もちろんないんですよ(笑)。で、『あ、ないー』と思って、そしたらフルートが何かすごくキラキラして見えたんですよ。可愛いし、きれいやし、だから、『あ、これにしよう』と思って。で、中学2年生の時に、初めてソロのコンテストに…」
--え、ソロ?
水生:「はい」
--ソロも出てんの?
水生:「そうなんです。大阪の中高合同のコンテストで」
--フルート部門に?
水生:「あ、もう全部ごちゃまぜです」
--ソロはソロだけど。
水生:「楽器はもう」
--じゃ、バイオリン持ってくるやつもいりゃ。
水生:「います、います」
--クラリネットのやつもいるし。
水生:「そうです(笑)」
--ま、オーボエなやつはいないだろうけど。
水生:「あ、オーボエいますよ」
--オーボエもいるんだ。
水生:「います、います。うん。それで…たまたま、大阪で1位になったんですよ」
--えっ! 大阪で1位になったの? それすごいじゃない。
水生:「で、そこから、先生とか親にもやっぱり期待されて、先生方から『大学も音大に行きなさい』と。でも、だんだん私、嫌になっちゃって。逆に」
--何で嫌になっちゃったの?
水生:「何かね、普通に楽しく吹いてるだけなのに、そういうキチッ、キチッていうことが嫌だったんですよ。で、だんだんもう楽しくなくなってきちゃって、やめちゃったんですよ」
--もったいない。
水生:「(笑)…そう」
--練習時間が増えたとか。
水生:「いや、それは全然、練習は大好きだったので」
--やっぱり期待がかかってきて…。
水生:「そうです、そうです」
--今までやいのやいの言われなかったものが…。
水生:「うん、うん。負けちゃってもう。うん」
--嫌になっちゃったんだ?
水生:「そうなんです」
--フルート自体も嫌になっちゃったの?
水生:「フルート自体、嫌いになっちゃったんですよ」
--え、そうなの。
水生:「今はもう、ね、趣味で、うん」
--あ、趣味でということは、”マイフルート”を持ってる?
水生:「2本あります」
--ああ、すごいね。高いんでしょ?
水生:「高いです。めっちゃ高いです」
--楽器って何でもいじってないと、壊れちゃうでしょ。
水生:「そうです。フルートの場合、さびちゃいますね」
--しかし、大阪で1位って、全国でも有数ってことなんじゃないの?
水生:「いやあ」
--それが中学の時。
水生:「中学です。中学2年生ですね」
--へえ。もったいないことしたね(笑)。
水生:「(笑)…でもね、そのコンテストが終わって、発表する前にもう私帰っちゃったんですよ。『もうしんどい』って言って。(演奏が)ぼろぼろだったんですよ、自分的には。あ、もうこんなん絶対だめだと思って、家で寝てたら、先生から電話かかってきて、『1位だよ』って」
--いろんな楽器をやってる人たちの中で、1位なんでしょ?
水生:「はい」
--それはすごいなあ。
水生:「ねえ、続けてればね(笑)」
--ところで、なぜ吹奏楽に入ったの?
水生:「…お父さんがDJやってて、家にレコードがたくさんあるんですよ。ジャズとか。で、毎日聴いてたから、音楽が大好きで」
--DJ?
水生:「はい。クラブで」
--クラブで?そのまっちゃんに似ているお父さん。
水生:「あ、でもね、たくさんいろんなことやってました。芸能界にもいたし」
--あ、お父さんの影響もあるの? 芸能界に入ったのは。
水生:「全然ないです(笑)」
--あ、ないの…。
水生:「で、DJして、八百屋さん、中央市場で働いて、普通のサラリーマンして。で、今長距離トラック、10トン車に乗って。いろんなことを」
--そういうお父さんなら、水生ちゃんの活動に理解ありそうだね?
水生:「とてもありますね(笑)」
--その八百屋さんやってたことと、水生ちゃんがトマト好きというのは何か…。
水生:「あ、たぶん関係あります。ちっちゃい時からトマトばっかり食べてたみたいで。八百屋さんで余ったの。大好きなんです、もうトマト。毎日食べてますね」
--じゃあ撮影でトマト使うとか、小物で。
水生:「あー、なかったなあ…。あ、プレゼントで頂いたりとかはあったけど。誕生日」
--箱で?
水生:「はい、そうです。誕生日に箱で。北海道からわざわざ」
--そういうのがうれしいんだ?
水生:「うれしいです」
--トマト持って、「ザ・テレビジョン」の表紙みたいにさ。
水生:「あーっ! やりたいっっ!(笑)」
--この記事を読んだら、撮影会で誰かトマトを持ってくるかも(笑)。
水生:「そうかも~(爆)」
--「これを頭の上に乗っけて」とかさ。
水生:「全然やります!全然やる~」
--じゃあ、さらに上をいってトマトを、ここにちょっと入れてもらって(胸の谷間に押し込む仕草)。
水生:「あはーっ、それやらないっ!(爆)」
--それはやらないね。で、話は戻るけど、フルートをやめちゃったのはいつなの?
水生:「やめたのは高校卒業してからです」
--あの、さっき話題に出た「アイ☆スタ」はいつの話だっけ?
水生:「高校生の時ですね。高3ですね」
--じゃ、もうすでにふざけてんじゃん(笑)。
水生:「あはは…ふざけてないですよ(笑)」
--もうすでに”楽器一筋ではいけないよ”みたいな。いろいろやりたいよみたいな。
水生:「そうなんですよ。いろいろやって、とにかくたくさんやって、合わないのはもうきっぱりすぐやめるっていうのがあるみたいで。だから高校も途中でやめたんです」
--え、あ、そうなの?やめてどうしたの?
水生:「何か”この時間が無駄だ”ってなって、”東京に行こう”ってなって。で、行くにはアルバイトしないといけないから、高校やめて、高3でやめたんですよ。で、単位制に転校して。で、毎日アルバイトして、お金ためて。で、出てきましたね」
--でも、お友だちとかいたでしょ?
水生:「います。だから、めっちゃびっくりしてましたね。先生とかも『どしたんや』みたいな。うん」
--で、何が無駄だと思ったんだって?
水生:「だからもうこの、毎日学校に行ってる時間が無駄だって思ったんですよ、ある日」
--何で?(笑)
水生:「わかんないです(笑)。自分でもちょっと不思議なんですよね。何でそう思ったんだろうって(笑)」
--東京に上京したい、そのためのお金をためなきゃいけない。だからアルバイトしなきゃいけない…の前に、何で上京したいのかっていうのがあるじゃん。
水生:「あ、夢が女優だから」
--あ、なるほど。
水生:「そうです」
--すべては。
水生:「はい。もちろん」
--女優になるために、学校で今こんなことしてるのは無駄だと思ったんだ。
水生:「うん。うん。そうです」
--ああ。そっか。そんなにも、女優やりたいんだねえ。
水生:「うん。そうですね」
--それで18歳で上京してきた?
水生:「そうです。事務所にスカウトされて。『寮があるからおいでよ』みたいな(笑)」
--「おいでよ」で、ポンと行った?
水生:「行った(笑)」
--ふうん。で、東京出てきて、事務所に所属して、アイドルやってたけど、でも、女優やりたかったんだ。
水生:「そうですね。もう、あの、パッていきなり女優さんは無理だって、自分でもあったんで、まずアイドルだろうってなって、ま、ファンをね、つけるのもそうだし、うん」
--アイドルやってた時は、「こんなん無駄だ」ってならなかったんだ?(笑)
水生:「無駄ではなかったです」
--アイドルは楽しかったの?
水生:「楽しかったです。楽しかったし、やっぱりファンの方に出会えたことが一番大きいかな。うん」
--あの、ファンの人でさ、今も撮影会に来る人とかいるの?
水生:「いや、たくさんいますよ」
--あ、やっぱりいるんだ。みんな心配してませんか?
水生:「心配してくれてるんですよ。…何か逆に、心配させて申し訳ない」
--あなたはどこへ行くのみたいな。
水生:「そう。何かね、早く、だから、ねー、テレビに出れたらねー、みんな喜ぶんだろうなあと思って」
--撮影会にはいつ頃から出るようになったの?
水生:「えー、撮影会に出始めたのは1年前ですね」
--始めたきっかけは?
水生:「友だちに誘われて」
--友だちがモデルで出てた?
水生:「そうなんです」
--何て誘われたの?「面白いよ」って?
水生:「うん、まあ…」
--『多少金になるよ』とか?(笑)
水生:「うん、そう。そんな感じ(爆)」
--ま、ちょっと先立つものは必要だという。
水生:「そうそうそう。ま、私もこれからどうしようってなってたから、で、行ってみて、オーナーさんが女の方なんですよ。珍しくって、で…」
--スターレット撮影会?
水生:「そうなんです。すごく優しくって、お母さんみたいな。で、もうすぐここにしようと思って、そこからもうほぼ毎日、12時間とかぶっ通しで撮影してました」
--え、それはいつぐらいまで? 今もそうなの?
水生:「ちょうど2月で1年なんですよ、撮影会。それまではずーっと、毎日撮影会でした」
--何で?
水生:「うーん。何で?(笑) 予約が入るから(笑)」
--あ、予約がいっぱい入るからか。
水生:「うん」
--それに応えようということで。
水生:「もちろん! だって、アルバイト感覚ではやってなかったですね、撮影会を。仕事だって思ってやってたから…ありがたいですよね、予約入るって。高いお金払って来てくださってるから、期待に精いっぱい応えるっていうか。うん」
--アイドルやってたんだから、写真撮られるのは慣れたものだったんでしょ?
水生:「アイドルの時はもうバシャバシャ撮られてましたけど。あんまり撮られるのは好きじゃなくて。うん。自分を写さないでって、思っちゃうんですよ」
--え?
水生:「自信がないんですよ。自分に自信がないから…」
--うん? 複雑ですね。
水生:「それが短所なんですよ、自信がないことが」
--だって、アイドルじゃん。
水生:「アイドルでも、みんな『私が一番かわいい』とか、思ってる子ばっかりじゃないです」
--あ、そうなの?
水生:「うん」
--ほんと?
水生:「うん」
--自信のないアイドルなの?
水生:「自信、全くないですね(笑)」
--じゃあ、テレビのオーディション番組に応募した時はかなり勇気を奮った?
水生:「あの時は友だちと、『送ってみようよ』みたいな、軽い感じで(笑)」
--そしたら通っちゃったと。
水生:「そうなんです」
--そこら辺で自信持ったんじゃないの?
水生:「いやいや、いやいやいや」
--持たないの?
水生:「絶対持たないです」
--そうなの? でも、アイドルグループに入ったら入ったで、ファンの人もついてきて。
水生:「アイドルなんて、だって…」
--アイドルなんて所詮?(笑)
水生:「誰でもなれます。こんなこと言うとあれだけど」
--(爆)これ書いていいかどうかわかんない。
水生:「いいですよ、書いても」
--まあでも最近はね、身近な感じが、アイドルの魅力になってるわけだし…。
水生:「いっぱいいますから、いっぱい(笑)」
--で、今も自信がないの? それとも最近は変わってきた?
水生:「ああ、最近ちょっと変わってきたかなあ。やっと。やっと」
--どの辺に自信が出てきたんだろう。
水生:「何だろうな。うーん。前まではね、結構自分を守ってたんですよ。まあ本当にこういう喩えはあれだけど、オーディションの審査員に、『今そこで脱げる?』って言われたとして、前の自分では無理です、絶対無理。断るし、そこまでの根性ない。でも今は違う」
--もう初めから下に水着を着ておくみたいな。
水生:「うん、うん。ああ、ぜんぜんOKですよって。たぶん年齢だと思うんですよ。もう追い込まれてる、今(笑)」
--それ自信を持ったっていうかさ(笑)。
水生:「そっか。違うかあ(笑)」
--水生さん今いくつ?
水生:「二十歳です」
--え、二十歳で追い込まれてるの?
水生:「めちゃ焦ってますよ」
--撮影会のモデルをやってて自信になったことはないの?
水生:「あ、それはあります。まず最初はやっぱりポーズも何もできない。自分に自信がなくて、もう内気になっちゃってるから堂々とポーズなんてできないし、教わりながら教わりながら。雑誌見ながら」
--カメラマンさんに教わりながら?
水生:「うん。でも毎日やってたから、さすがにもう」
--そうだね。一日12時間だもんね。
水生:「朝の10時から夜の10時までずっとです」
--そうなるよね。
水生:「はい、予約が入れば」
--個撮?
水生:「ああ、もう1対1なんですよ。100分、100分、100分、100分、100分、100分って…」
--個撮がダーッと並んでるんだ。100分ずつ。休憩はあるの?
水生:「5分とかです」
--5分しかないの?
水生:「はい。だから着替えながらごはん食べるって感じです」
--それをほぼ毎日のようにやってたの?
水生:「はい」
--何で? 休めばいいじゃん。
水生:「うーん。でも予約が入るから」
--どんどん入るんだあ。でもオーナーさんとかに「ちょっと休んだら?」って言われたでしょ?
水生:「ああ、もちろん」
--でも大丈夫ですって感じで。
水生:「うん。全然平気でしたね」
--ああ、平気な方なの?
水生:「はい」
--疲れちゃったりする日もあるんじゃないの?
水生:「もちろん疲れる日はあるけど、それでも仕事だから」
--ちょっと今日は肌の調子がとかさ。
水生:「ああ、もちろんあります」
--しかし何とかごまかせみたいな。
水生:「うん、うん」
--ちょっと今日はむくんでるが、とかさ。
水生:「(爆)…もうその時は謝ります、すみませんって(笑)」
--1年ずっとその調子じゃあ、相当な数の人に撮ってもらった?
水生:「はい」
--もちろんリピートもあるだろうけど、何人くらい?
水生:「えー、どれぐらいだろ~~~、わからない。100人はいるんじゃないかな」
--そんなにいるの! みんな全然違うでしょ、撮り方とか、仕上がりとか。
水生:「違います。だから面白いですね。だから最初に必ず訊きます。まず、どれくらいカメラやってるか。あとどういう写真が好きですかと、自然な感じなのか、アイドルっぽい感じが好きなのか…とか」
--このインタビュー後に撮影させてもらうから、訊いてもらおう(笑)。
水生:「おー。はい(笑)」
--どんなのがいいんですかとかって言われて、「わかんないです」とか(笑)。
水生:「絶対アイドルはないでしょう?」
--アイドルっぽいポーズって…。
水生:「何かこんなん(爆)、こんなんとか(アイドルポーズを繰り出す)」
--うん、まあ、そうだね(笑)。
水生:「個人的には自然な感じが好きです。だからね、野外が好きなんですよね、一番。野外撮影が。だって、もしきれいなお花があったら、自然にきれいな表情できるし」
--気持ちがカメラから少し離れた方が、自然になるという感じ?
水生:「そうですね」
--個撮しかやったことないの?
水生:「はい。ずっと1対1ですね」
--じゃあコミュニケーションとか大事だね。
水生:「そうです。でも何か、大阪人だからかわからないけど、人見知りしなくて、お話大好きだから」
--もともと?
水生:「もともと。だからとりあえず」
--苦にならない?
水生:「あ、もうならないです」
--全然しゃべらない人とか?
水生:「もう最後の方は必ずしゃべるようになってます」
--「私にかかれば」(笑)。
水生:「はい(笑)。で、もう1回必ず来てくれます」
--初めて来て、ちょっとおどおどしてるような人とか。
水生:「あ、来ます。たくさん」
--そういう時は「あ、可愛い」とか。
水生:「可愛いー?(爆) 可愛いなんて思わない(笑)。だって自分だって絶対そうなる、最初は。でも、緊張したまま撮るのもしんどいじゃないですか、絶対。お互いにね。だから最初はもう血液型、何型ですか? お誕生日は? 何座ですか? とか、とりあえずめっちゃ訊きます」
--それは情報を得るというよりも、相手の緊張をほぐす手段ということなのね。
水生:「それもあるし、でももっと知りたくなっちゃうんですよね」
--人間観察好きとか、そういうの?
水生:「ああ、好きですね。街歩いてるとずっと人を見てます。この人、今何を考えてるんだろうとか」
--そんなこと考えるかなあ、普通(笑)。
水生:「考えます。携帯を見てうれしそうにしてる人とか見ると、何てメール来たんだろうとか、何かいいことあったんだろうなとか」
--えー、変わってるね。
水生:「言われますね、よく(笑)」
--撮影会に来てくれたカメラマンさんから、写真もらうでしょ?
水生:「もらいます」
--それらを見て、何か感じたり…。
水生:「あります、あります。やっぱり可愛く撮れてたり、自然な笑顔が撮れてたりすると、うれしいですよね」
--何か発見とかは?
水生:「ありますね。ポーズは、思った以上に大げさにしないと、写真として、ちゃんとしないんだなっていうのが」
--見栄えがしないってこと?
水生:「うん。たとえば体を反らせるんだったら、自分では一生懸命、反ってても、写真で撮ると全然そう見えない。だから自分の思う以上に大げさにやらないと、格好つかないんだなっていう」
--体は柔らかい方?
水生:「かったいです、めっちゃ硬いです。学年一硬かったですもん。高校の時も。もう目盛りがないんですよ。硬くて」
--測定不能だ(笑)。前屈? 上体反らし?
水生:「どっちも。目盛りないですもん」
--反るのもだめで、屈むのもだめか…。
水生:「何にもないですよね(爆)」
--女性でさ、開脚でペターンって床に体が付く人とかいるじゃない?
水生:「いいですよね、あれね。めっちゃうらやましい(笑)」
+゜*†* [◎] パチリ .。*†*。.+゜*†* ・.。*
彩川水生
Minase Ayakawa
1991年12月14日生まれ、大阪府出身。2009年、スカイパーフェクトTV エンタ371の番組「アイ☆スタ!」に四期生としてレギュラー出演。その後、アイドルグループ桜組二期生として活躍。現在はフリーとなり、スターレット撮影会に出演中。将来は女優になるのが夢。
●彩川水生公式ブログ
http://profile.ameba.jp/miichu0001/