「撮影会の女神さま」File.036鈴木える
撮影会のモデルとして活躍する「女神さま」を紹介!
File.036鈴木える
今回のゲストは鈴木えるちゃん。一見、セクシー・ビューティ系…でも、実態は? えるちゃんの制御不能な迷宮トーク炸裂!
える:「鈴木えるでーす」
--“える”さんて、本名?
える:「はい。そうなんですよ。何か、かわいくないですか?」
--かわいいですね。
える:「ディズニーでアリエルっているじゃないですか。『リトル・マーメイド』の」
--うん、うん。
える:「そのアリエルと、あと、キューティブロンドっていう、すごいブロンドのかわいい女の子が自分を磨いていく映画で…」
--それは実写なの。
える:「実写です。それでえるっていう名前の女の子がいて、それで、あ、えるっていいなって」
--なるほどね。で、それ書いていいのかな(笑)。
える:「あっ」
マネ:「大丈夫です」
える:「あ、はい」
--本名じゃありません、って話だけど。
える:「でも、わかるから大丈夫ですよね」
--えるは平仮名ですよね。
える:「える、平仮名なんですよ」
--そこは漢字を当てなかったんだ。
える:「うん、はい」
--片仮名でもなく。
える:「うん、そうなんですよ。何か、片仮名だとデスノートみたいだなーって思って、平仮名にしたんですよ」
--Lね(笑)。それでいま、うずらフォト撮影会に出演中と。いつからですか?
える:「5月からです」
--いま、19歳。
える:「今、19歳で、12月8日で二十歳になります」
--うーん。大人っぽいですね。
える:「ほんとですか? うれしいです。何か、大人っぽいって言われたほうがいいんですよね。今、大人計画してて」
--大人計画?
える:「大人計画してるんですよ。だから、何か、ブログでも結構書いてるんですけど、大人をイメージしてみました…みたいな感じで。手もちょっと大人な感じにして」
--ああ、ネイルね。
える:「ネイルを。シンプルにして」
--高校生の頃は? 今の学校ってネイルしていいの?
える:「あ、学生時代とかは、だめだったんで」
--あ、そうなの。
える:「はがされるっていうか。だからしてなかったですね」
--化粧は?
える:「化粧…、あ、化粧はしてました」
--ふーん。今の高校生っていいんだよね、化粧して。
える:「はい。でもしますよね、化粧。だって、大人になる準備じゃないですか」
--そうか、普通なんだ。
える:「はーい。でも、高校時代に化粧してなかった子が、働き始めて、化粧してる…みたいなの。かわいいー…みたいな感じで、たまに見るとなりますね。ボーイッシュな子がすごい女らしくなってたりとかしません? あ、女性らしくなったって」
--そういうのありそうだね(笑)。今年二十歳になるってことは、来年、成人式?
える:「あ、そうなんですよ。この前、髪型とかメイクの打ち合わせ行ってきたんですよ、美容室に」
--成人式のための?
える:「はい。当日の着付けと髪とか」
--着付けということは、振袖?
える:「はい。楽しみですねー」
--着物は今までにも、着たことがある?
える:「…は、あ、昔、日本舞踊習ってて」
--見えねえなー(笑)。
える:「小学生のころですよ(笑)」
--あ、小学生。
える:「はい。そのころ、何か好きだったんですよね。“和”の感じが好きだったんですよ。今は洋が好きなんですけどね」
--洋…もの…。
える:「何か、ご飯とかも」
--あー。和食より洋食ってことか。
える:「洋食とか。はい」
--洋食でもいろいろあるじゃない?
える:「グラタン」
--え、グラタン?
える:「シチューとか。クリーム系が好きなんですよ。カルボナーラとか、そういう系が好きで」
--ああ。
える:「ホワイトソース…系が好きで」
--日本の洋食屋さんとか好きそうだね。
える:「あ、ナポリタンって日本オリジナルなんですね」
--そうだね。イタリアンではないよね。
える:「テレビで知ったんですけど」
--ナポリっていう割にはね。
える:「ナポリ。あ、そっか」
--うん。
える:「ナポリ。イタリアの」
--イタリアのナポリ。
える:「へえ」
--ジェノベーゼはジェノバでしょ。
える:「ジャノバーザ? ふーん。イタリア、楽しそう」
--イタリア、楽しそう?
える:「え、だって、おしゃれなイメージじゃないですか」
--ああ(今日のインタビューめまぐるしい展開だなあ…)。
える:「何か、ブランドとか、おしゃれなのいっぱい出てて。シンプルな着こなしとか、かっこいいですね」
--ファッションに興味があるんだ?
える:「ありまーす」
--ファッションブランドの店を覗いたりとか。
える:「買いに…、あー、好きでーす。何か、きのうも買い物してきましたねー。かわいいコートがあって、買うじゃないですか。ほいで、着て帰りました。着て帰っていいですか…って言って、気に入り過ぎて(笑)」
--コートを?
える:「はい」
--暑くないの?(インタビューは10月に実施)
える:「いや、寒いんですよ、最近」
--あ、そうなの。
える:「冷えすぎてお腹痛くなっちゃって。お腹弱くないんですけど、寒いのにアイスとか食べるんですよ。好きなんで」
--寒くてもアイス?
える:「はい。アイスと、フルーツとか、スイーツ」
--甘いものに目がない、と。
える:「いや、めっちゃ好きです。あと私、ヨーグルトとかは毎日食べてますよ。あとフルーツとか、朝ご飯代わりに食べたり。あ、前、チョコレートが好きで、多分、たばこ吸う人の中毒並みにチョコレート中毒だったんですよ。『あ、チョコ食べないと…』みたいな。それで…」
--食べないとどうなるの?
える:「食べ…、何かイライラしちゃって。それで、何か、コストコで何kgいくらっていうチョコレートあるじゃないですか」
--そういうのがあるの?
える:「はーい。エアロとか、キットカットがこんぐらい大きい袋に入って、それを、ま、1人で行って買ってきて、バッグに入れてずっと食べてたんですよ」
--うわ、また豪快な(笑)。
える:「ほしたら、あるとき、何か、チョコレートが食べられなくなって。ずーっと何年も食べてたのに。『最近、チョコ食べないね…』みたいな。『どうしたの?』みたいに心配されて。で、どうしたんだろうと思って、でも最近またちょっと食べれるようになったんですよね」
--なるほど。原因不明のチョコレート拒否反応なのね。
える:「そうなんです」
--それは食べ過ぎでは…?
える:「いろいろ、いろいろ好きです。今日も来る前、チョココロネを2個食べて。だから、もしかしたらパイチョコ付いてるかもしんない…」
--2個食べるの?
える:「はい」
--え? 体型維持とか大丈夫なの? 水着撮影とかあるんでしょう?
える:「ダンス。ダンスしてます」
--ダンスしてるんだ。
える:「はい」
--ダンスしてるから、甘いものをいくら食べても消費しちゃうと。
える:「ダンスして姿勢も変わったし、ちょっとは引き締まった気がするんですよ」
--どんなダンス?
える:「ラテンジャズみたいな」
--え? どういうの。ラテンジャズ?
える:「何か、ブラジル系の先生なんですよ。ラテン系の先生が教えてくれる明るい曲? とか…」
--ふーん。ジャズダンスじゃないの?
える:「ジャズとラテン。サンバみたいなやつ」
--サンバとかなんだ。
える:「何かいろいろやってます。日本の曲やったり、バーレスクやったりとか、何か、そうなんですよ。しかも、そこのスタジオが、あの、うずらフォトと同じビル」
--ああ所属事務所と同じビルにあるんだ。
える:「はい」
--ダンスはいつ始めたの?
える:「5月くらいから」
--あ、じゃあ、うずらフォト撮影会に出演するようになったのと同時期に始めたんだ。
える:「それまでは日本舞踊と…水泳とか書道とか」
--じゃ、ダンスは初心者に近いんだ。
える:「はい。あ、スポーツが苦手なんですよ」
--いや、今、水泳つったじゃん(笑)。
える:「いや、水泳…、あー、水は好きなんですよ。水の中は」
--うん。
える:「でも普通に、駆けっこビリとか、そんな感じ」
--つまり、地上がダメってこと? 地上が?
える:「そうなんですよね。空中」
--でも、水泳はいけるんだ。何が得意なの?
える:「ん?」
--クロールとか、背泳ぎとか…。
える:「あ、何か、途中でやめちゃったんですけど。あ、クロールの練習をしてるところで、引っ越しが決まってやめちゃったんですよ」
--あ、そうなの(ガックシ)。
える:「はい。つまり、全然やってないんですけど…。だから、海、遊びに行ったら流されちゃったんですよね、沖に」
--え?(また話題が変わった!インタビュアー振り切られそう…)
える:「今年の夏」
--今年の夏、海で泳いでて流されたと。
える:「はーい」
--返事がいいねえ。
える:「そうなんですよ。もう泣きそうでしたよ、ほんとに。砂浜見えなくなっちゃって、周り、海だけで。もう何か、レスキュー隊の人たち…」
--それはおおごとだな…。
える:「はーい」
--(なぜ、返事がいい?)で、どうなった、どうなった。救出されたんだ、あなたは。
える:「レスキュー、レスキューの人が来てくれました!」
--マジに?
える:「はーい」
--大丈夫か、この話。書いても大丈夫なのか???
える:「あー。書かないでくださいよー。かっこ悪いー」
--ほんとに救助されたんだ。
える:「救助、救助されて。ブログにも書きましたよ」
--え?(あ、ブログで公表してるのか…)しかし、流されちゃったって、1人で?
える:「あ、1人じゃない。友だちとみんなで行って」
--友だちとみんなで流された?
える:「いや、違うんですよ。最初、友だちと一緒にプカプカ浮いてたら流されちゃって。そしたら、その子が小学生くらいの男の子を助けるために泳いで行っちゃったんですよ。だから、私1人になっちゃって、あー、どうしようって思って。でも、周りの人もちょいちょい、ちょっと流されてたんで」
--うーん、なんか緊迫感があるんだかないんだか、よくわからん状況だな。
える:「結構流されてて、近くにいたんで、まだ安心感あったんですけど」
--そしたら、陸地が遠くなっちゃったと。
える:「そうなんですよ」
--うーん。じゃあ、何かつかまってたってことだ。
える:「あ、浮き輪持ってました」
--浮き輪? のんきだねーみたいな(笑)。
える:「のんき。違います。結構、水着のパンツの部分とか脱げるし、大変ですよ」
--“パンツの部分”が脱げそうになるくらい潮流が速かったってこと?
える:「波がすごくて、うわーってなっちゃって」
--あ、波がね。
える:「うわーって。入っちゃいけない警報みたいなの、途中で発令されてて。でも逃げる…」
--おい、余計に書きにくくなる。入っちゃいけない警報?
える:「入っちゃ…。旗、立ってて」
--遊泳禁止の旗。
える:「はい」
--あちゃーっ。
える:「でも…」
--だめじゃん、もう、全然。
える:「違うんですよ。最初は大丈夫だったんですよ。流されてくうちに戻れなくなっちゃったんですよ」
--うん。
える:「みんな入ってましたよ」
--どのぐらい流されてたの、それ。
える:「30分くらい? 30…、あ、でももうちょっとか。あー。けっ…」
--あの、ビーチにいるライフセーバーの人が来たっていうこと?
える:「はい。黄色いボードを持って」
--で、助けてもらえたんだ。
える:「それまでは沖の一番遠くまで1人で行って帰ってきたりとかもしてたんですよ。でも、そういう無茶はやめようって思って。はーい」
--水泳途中でやめちゃった割には沖まで行ったりしてたんだ?
える:「あー、浮き輪があれば」
--あ、浮き輪があればね。
える:「はい。浮き輪がないと、足、着かないとこは不安だし、プールに妹と行ったときも2人で溺れて怒られましたもん。足、着かないところに入らないでくださーい…って言われて」
--え、溺れた?
える:「溺れてないんですよ。何か、妹とプール行って、足、着かないところで、クリオネみたいに立って浮けるかみたいにやってて、ふざけて、何か、お腹とか触ったらキャーみたいな感じでくすぐったいじゃないですか。ほいで暴れて、2人で助けようとしたら、またくすぐっちゃって、2人でちょっと溺れて…みたいな」
--すごい!言ってることがわからん!(笑) それで、中学や高校では何してたのさ?
える:「中学校は、高…。あ、部活、中学校、部活でした」
--何の。
える:「吹奏楽です」
--吹奏楽もやってたの。
える:「はい。そうなんですよ」
--楽器は何やってたの。
える:「トロンボーンです」
--おお。トロンボーンやってたの。
える:「はい。でも、今、何もやってなくて。今、フルートやりたいなって思って」
--あ、そうなの。全然違うじゃん、マウスピースが。
える:「そう。そうなんです」
--トロンボーンは1人でもメロディライン吹けるからいいよね。
える:「あー。ディズニーの『ハイホー』とか好きでした。明るい曲…」
--なんか、ちょっと簡単な曲じゃねー。それ(笑)。
える:「いいじゃないですか(笑)」
--そうだね。
える:「ほんとはトロンボーンやる前からフルートやりたくて。でも音が出なくて、あきらめてトロンボーンにしたんですよ」
--ああ。
える:「でも、最近ちょっとフルートを吹かしてもらったら…」
--出た。
える:「音、出て。あ、やりたーいと思って。フルートで、ディズニーの『リトル・マーメイド』の曲を吹きたいんです」
--とにかくディズニーなわけだ。
える:「何か、ディズニーが好きっていうか、『リトル・マーメイド』が好きなんですよ」
--あ、そうなの。さて、撮影会の話にどう持っていったらいいもんかな、今日は(笑)。話が遠く遠く広がっていく…。
える:「はーい。いっつも何か、あれなんですよ。何見てるのかわからないって、たまに言われます」
--誰に?
える:「えー、友だちに」
--あ、友だちに。
える:「はーい。何か、話してたら、主語がないとか」
--ああ、ま、突拍子がないよね、えるちゃん。
える:「そうですか(笑)」
--うーん。で、高校時代は何やってたの?
える:「高校は、あ、アルバイトしてました」
--なんのアルバイト?
える:「ラーメン屋さんです。何か、バイトしたいなーと思って、受けたら受かったんですよ」
--うん。
える:「でも何か、服が…。あの、サンジわかります?」
--え?
える:「『ONE PIECE』の」
--はい、はい。
える:「そんな感じの、フレンチシェフみたいな服なんですよ。そのラーメン屋さんが。こういう白い…」
--ラーメン屋さんだけど。
える:「そうなんですよ。おしゃれな」
--お店もきれいなんだ。
える:「きれいなんですよ」
--こう、歩いてもベッタベッタしないような。
える:「あ、全然しないです、普通のレストラン」
--衣装も気に入ったと。
える:「はい。しかも、一緒にアルバイトした子たち、みんな仲良かったんですよね」
--じゃあ、学生時代にモデル経験はまったくないと。
える:「そうなんですよ」
--それがどうして撮影会に出るようになったの?
える:「なんかちっちゃい時からやっぱり憧れるじゃないですか、華やかな世界に」
--具体的には何に憧れていたの?
える:「具体的には、なんか最初はモーニング娘。さんとか見て、アイドルかわいいってなって。その後は雑誌見て、ああモデルさん素敵ってなって。とか、ずっと憧れててタレントさんになりたいとか思ってて。それで、今モデルさんをさせてもらっています」
--今、撮影会のモデルさんやっているけれど、他にもいろいろ活動したいと?
える:「はい、やりたいです」
--何を?
える:「え、もう、いろんな。いろんな、いろんな」
--いろんな?
える:「はい、いろいろテレビとかも」
--テレビとかに出たい?
える:「はい。あと、雑誌とかも。なんか楽しいし、好きなんですよね」
--モデルが。
える:「はい」
--モデルをやり続けていきたい?
える:「モデルさんと、なんかマルチタレントみたいな」
--マルチタレントみたいになりたいんだ?
える:「はい」
--えるちゃんがバラエティ番組の雛壇にいたら、司会の人はどう絡むんだろうなあ。
える:「うーん。すごくないですか、さんまちゃんとか。くりーむ、くりーむしちゅう」
--さんまちゃんとか、お友だちのように言うな(笑)。
える:「くりーむしちゅうの」
--そうだね。で、撮影会に出演したときは、最初まったく経験なかったんでしょう?(強引に話題を変える!)
える「はい」
--初めて出たとき、どんな気分だった?
える:「え、ワクワクしました」
--ワクワクしたの?
える:「はい」
--緊張もなく?
える:「えっとー、緊張よりもちゃんとしなきゃみたいな。でも、やばかったですね」
--やばかった?
える:「楽しいって。あ、旅行行ったんですよ、この前」
--え?
える:「あの、撮影会旅行行ったんですよ」
--撮影会の旅行?
える:「はい。奥多摩」
--撮影会で、旅行っていうのはどういう?
える:「一泊二日で」
--うん、一泊二日で…。
える:「はい。奥多摩行って。夏にも行ったんですよ、夏は日帰りで」
--うん。
える:「旅館の浴衣着て、楽しかったですよ。中に水着着て」
--あ、浴衣で撮影したと。で、浴衣の下に水着着たと。
える:「浴衣、はい」
--なぜ水着?
える:「なんか最初…」
--ちょっと肩こう出しますよ、みたいな。
える:「とか」
--あ、とかなの。
える:「え、うーん。何、最初は何、何なんだろう。うーん。わかんないです」
--ええーっ、わかんないのかあ…(見えない、話がみえないぞーっ)。
える:「とりあえず水着の上に浴衣を羽織って、っていうところ」
--うん。
える:「多分、水着の撮影だったんじゃないですか」
--あ、水着の撮影なの。
マネ:「着替えの時間の段取りの関係で、もう着といてねっていう話だったんですよ。そのあとグラビアもやるからっていう」
--あ、なるほど。
える:「はい」
--なんだ、俺、てっきり乱れた雰囲気でも撮るのかと思った。
える:「乱れ、はあ」
--浴衣をはだけた感じの。
える:「ああ、セクシーで。浴衣はだけるとかありますもんね。結果的になんかそういうのも結構出ちゃったんですけど、まあ、水着だしいいか、みたいな感じの」
--そうか、そうか。
える:「あと、ここ留めるじゃないですか、上の水着(首に回すヒモのこと)。それで、ここ見えてるからしまってみてって、はーいって言って」
--なるほど。で、なんだ。楽しかったのか。
える:「楽しかったですよ。はい」
--で、なんでその話になったの?
マネ:「会話でも漂流するんです」
える:「漂流」
--あのね、ここにはライフセーバーいませんから。
える:「ライフセーバー。なってください、ライフセーバーに」
--いや、一緒に流されてる。それで、えるちゃんは洋服と水着の撮影専門ですか?
える:「うーん」
--ま、つまりコスプレは?
える:「コスプレはないかな」
--コスプレはないんだ。
える:「あ、なんかマーメイドのコスプレとかならやりたいです」
--…マーメイドのコスプレっていうのはどういうことなのよ。貝のブラジャーしてるやつ?
える:「違いますよ、なんかアリエルっぽいヒレみたいなのが、売っているみたいなんですよ。普通に海で使える」
--え、海で?
える:「はい。これをつければ、海で泳ぎやすい、みたいなヒレみたいな」
--スポーツ用の大きなフィンのことかな。
える:「ですかね」
--両足で一つのフィンになってて、ドルフィンキックで泳ぐスポーツあるんですよ。
える:「うーん…(なぜか大爆笑)」
--なぜ、そこでそんなにウケる…?
える:「いや、それで撮影会をしている姿を想像しちゃって」
--まあ、あれはあまりメルヘンなイメージではないと思うが…メルヘンなイメージになってるのかしら、あなたの中では今。
える:「人魚みたいな。かわいくないですか? マーメイドって」
--マーメイドが?
える:「かわいい」
--いわば半魚人だよね。
える:「え(驚愕)、でも本当美しくないですか。なんかあの美貌に憧れます。半魚人じゃないですよ、言い方がもう。マーメイドですよ」
--失礼(笑)。でも、マーメイドの美貌って言われてもさあ。うーん、おじさんね、正直言うと、プリンセス系みんな同じに見えるんですけど…。
える:「えー、でもアリエルはずば抜けてかわいいですよ。美貌がすごいですよ。なんか、アリエルっていうか、マーメイドっていうのになんかすごい憧れません? なんかキラキラして見えるというか。海好きなのもあるのかもしれないんですけど」
--いや、あなた流されてるじゃん。
える:「違うんです。流される前は、私は泳げるって信じてて。どんどん奥まで進んでいったら、実はそんなに実力がなかった」
--人魚気分だったとか。
える:「ちょっと(笑)。浮き輪の中で足は同時に動いてました」
--(笑)。
える:「はい。両足同時に動いて。水だから見えないって言われて。浮き輪の中で」
--でも、流されちゃったんだ…。
える:「流されました」
--おもしろいなあ。で、人魚の格好をして撮影したいと?
える:「そうです」
--ヒレつけて。
える:「ヒゲつけないです。それじゃナマズじゃないですか!」
--違う違う、ヒレ、ヒレ。
える:「あ、ヒレ」
--ヒゲは誰も付けてくれとは言わないよね(笑)。
える:「ヒレ、ヒレ付けて」
--ヒレ付けたら、椅子に座るか、ブランコに乗るかしかないよね。
える:「いや、うーん」
--あれで立ってたら怖いよ。
える:「ああ、怖い…」
--で、しつこいようだけど上半身はどうするの?
える:「上は、お刺身とかのやつじゃなくて」
--お刺身のやつ…? ああ、ホタテのブラジャーみたいなのじゃなくてね。
える:「はい。なんか、もっとかわいいやつ」
--かわいい貝を付けたいんですか?
える:「うーん。貝じゃなくてもいいんですよ。貝のように見えるやつでもいいんですよ。絵に描いたようなかわいい貝のプラスチックでできたやつでもいいんですよ。だって、普通の貝だとなんか現実味ありすぎてあれじゃないですか」
--上は普通のビキニでいいというわけでもないのか。
える:「ああ、上はビキニじゃなくて」
--そこは一応、こだわりはあるんだ。
える:「はい。作ったかわいい貝の水着」
--じゃ、かわいい貝のような水着とヒレ、用意してくださいね、皆さん。その写真を撮りたければだけどね(笑)。で、月何回くらいのペースで撮影会に出ているんですか?
える:「うーん、今月は多かったです」
マネ:「2回、ないし3回くらいですかね」
--3回だと多いの?
える:「あ、平均的」
--他の日はどうしてるの? なにか芸能活動的なことをしてる?
える:「あとはレッスンとか」
--レッスンやってるんだ。
える:「はい、がんばってますよ」
--オーディション受けてるとか、CMとかの。
える:「ああ、そう。CM、CM出たいです」
--CM出たいの?
える:「はい。想像しますもん。あとなんか、海外のセレブの人ってきれいじゃないですか。だから、そういう人見て研究して。今、ミランダ・カーちゃんとか」
--え?
える:「ミランダ・カーさんとかかわいくないですか」
--ミランダ母さんって誰?
える:「ミランダ・カー」
--あ、ミランダ・カー。
える:「サマンサのCMの。あとリモーネとか」
--ああ、モデルさん。
える:「はい。あの人29歳で子どももいるって聞いて、えー、それでそんなにきれいなのと思って」
--じゃあ、本当に母さんなんだ。
える:「はあ。すごいですよね」
--そういうの憧れるんだ。
える:「そうです。なんかもう白髪だらけになっても、そういうきれいな人で居続けたいです。その年齢相応のきれいさ、うん。『プラダを着た悪魔』のミランダいるじゃないですか」
--え、ミランダ…。
える:「は、違うミランダなんですけど」
--あ、役名ね。メリル・ストリープか?
える:「はい。その鬼編集長もミランダっていう同じ名前なんですけど。その人もきれいだから、そういうきれいな人になりたいなあって」
--なるほどね。で、撮影会のモデルは楽しいの?
える:「楽しいですよ」
--それは続けていきたいっていう感じなの。
える:「はい」
--お客さんと話してて、お客さんに唖然とされたりしないの?(笑)
える:「いや」
--えるさんよくわからないとか、そういうこと大丈夫?
える:「あ、言われないです。みんなで楽しくお話していますよ(笑)」
--お客さんにはどんどん撮りに来て欲しいなとか…誘導尋問ですけどね。
える:「はーい。来て欲しいです。まだ会ったことない方も会いたいです」
--わかりました、じゃあこの辺でインタビューを終わりましょう。…とにかく「人魚が好きで、この夏、海で流された」ということはよーく把握した(笑)。
える:「なんか、“変な子”みたいですよね」
--変な子みたい?
える:「みたい、みたい(笑)」
--案外、“変な子”っていうのがあなたの魅力かもよ(笑)。
える:「変な子じゃない!(笑)」
--じゃ、“ちょっと変な子ちゃんかも?”っていうのが魅力ですよ。
える:「ないですよ。“大人”からちょっと遠のいているじゃないですか」
--大丈夫、大丈夫。大人の人でも変な人いっぱいいるから。大丈夫(笑)。
+゜*†* [◎] パチリ .。*†*。.+゜*†* ・.。*
鈴木える
Eru Suzuki
1992年12月8日生まれ、神奈川県出身。ディズニー映画「リトル・マーメイド」のヒロイン・アリエルに憧れる19歳。UZRA WORKSに所属し、現在、「うずらフォト撮影会」にモデルとして出演中。
●鈴木える公式ブログ
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