「撮影会の女神さま」File.044采女 華
撮影会のモデルとして活躍する「女神さま」を紹介!
File.044采女 華
--“うねめ”って本名なんですよね?
華:「本名なんです」
--出身は神奈川?
華:「母方のお父さんが神奈川なんですけど。そのおじいちゃんが群馬の方で。でも、どこが元なのかわからないです」
--“采女”ってなんか有名な家系っぽいけど?
華:「奈良で“采女祭”ってあるみたいなんですけど、なんか伊勢神宮が関係してるだのしてないだのっていう」
--神様にお仕えする仕事?
華:「なんか調べたんですよ。そしたら、昔の偉い人に仕える女の人の役職? を“采女”って言うみたいですね」
--宮廷とかにいた人かもね。
華:「なんか綺麗どころ集めたって書いてありました(笑)」
--なるほど(笑)。
華:「モテモテって書いてありました(笑)」
--へえ。
華:「まあ、名前はいいですね。名前負けしてる気がしますけどね」
--変わった苗字だって、みんなに言われるでしょう?
華:「そうですね。読んでもらえない、けど覚えてもらいやすいですね。難しいから」
--けっこうドラマとか出てるの?
華:「まあ、目立つものではないですけどね」
--どういう感じ? 基本的には後ろ歩いたりするようなそんな感じ?
華:「台詞があったものもドラマとかではあったんですけど、ほんとチョイっと…」
--いきなり殺される、とかはなかったの。
華:「それはないです。『交渉人』とかでは台詞いただいて、とかなんですけど。演技は苦手で…」
--え、苦手なの?
華:「苦手なんですよね…なかなか」
--あ、モデルさんでやっていきたいの。女優さんになりたい?
華:「個人的には女優さんよりモデルさんの方が、っていう感じです」
--もともと?
華:「なにが自分に合ってるかっていうのがわからないし、事務所的にもわからないって話で、演技だったりいろいろ…まあメインは演技でやってきたんですけど。でも、3年前くらいになかなかまあ、進まないということで、モデルさんみたいなことをしてみたいって言ったんですよね。そしたら、レースクイーンのオーディション行ってみればっていうことになって。行ったら運よく決めていただいて、そこから3年、今に至るって感じですね」
--事務所は最初から入ってたところから変わってないの?
華:「変わってないですね。だからもう18の時に入って5年、かな」
--じゃあ事務所に入った当初は、女優志望?
華:「スカウトだったので、なにも…わからないままだったんですね。だから何になりたいってハッキリしてなかったですね」
--芸能界にはそもそも興味あった?
華:「小学生の時ってやっぱり憧れたりしてたんで興味はあったんですけど、ただまあ自分がなる、なれるとは思ってなかったので。まあせっかくそういうチャンスがあって、他にやりたいことも特にない、じゃあやってみようと」
--他にやりたいことが何もなかったんだ、18歳の時に?
華:「18歳の時、何にもなかったですね。でもバイクの免許取って、バイク乗ってたので、そういう外で遊ぶことが楽しいんですね」
--ふーん。
華:「将来何になりたいっていうのが一切なくて」
--バイクってどのくらいの?
華:「中型を高校生の時に取って、ずっと乗ってて、で、今年入って2月に大型の免許を取って。だから最近バイク雑誌(への登場)が多いですね」
--それ、バイク雑誌が多いからさらに大型いったとか、そういうことじゃないの?
華:「逆です」
--レースクイーンって、所属するチームは?
華:「レースは四輪の方なんですけど、一昨年は二輪もあって、一戦しか二輪は行ってないんですけど、中型って持ってる女の子けっこういるけど、大型はそこまでいないのかなっていう…」
--倒れたバイクを起き上がらせたりするの教習所でやるじゃない。あがるものなの?
華:「あれコツじゃないですか。だから力というよりも腰を入れてピッとやってましたね」
--まあ、実際路上であんなことになったら相当大変な事故だけど。
華:「誰かしら助けてくれますよねっていう(笑)」
--特にやりたいことなかったけどバイクで走ってたんだ?
華:「バイクで、そうですね。友達とバイクで走って、なんか“今を楽しむ”みたいな。その場で生きてる感じでしたね」
--なんか刹那的な青春を送ってたっていうこと?
華:「あはは、いや、楽しかったですよ(笑)」
--バイクの免許って…。
華:「16で取れます。17歳で取りに行ったんですよ、たしか。それでビッグスクーターをローン組んで買って。ひたすらそのためにアルバイトして、ローン返済して、いじってみたり」
--バイクでどこ行くの?
華:「もともとわたし、鎌倉の方に住んでたので、海の方、走りに行ってみたり、お台場の方を夜走りに行ってみたりでしたね」
--海に向かって走ったり。
華:「海に向かったり」
--コーナーを攻めてみたり?
華:「…たまに調子乗ってましたね(笑)」
--それはやっぱりあれかな、フルフェイスかぶって?
華:「それがフルフェイスじゃなかったんですよ。まだ若い頃って半帽じゃないですか。まあ半帽ではないんですけど、こういう…。ただ最近やっぱり大型とか乗るようになって、フルフェイスかっこいいなと思いましたね」
--峰不二子みたいに全身革のつなぎとか。
華:「ムチムチの…ないですね、さすがに(笑)」
--ところで、「演技がちょっと」という話、それはなんとなくわかったんだ?
華:「演技レッスンとかも通ってたんですけど、赤面症なのか、人前に立つと顔が真っ赤になっちゃうんです」
--ははは。
華:「もう台詞どころじゃないって感じで」
--あははは。
華:「で、練習というか、あれは慣れというか、場数踏まなきゃいけないとは思うんですけど。なんか自分のものにならないんですよ、演技ってものが。うーん。なんか自分のこともよくわかってないのに、演じられないと思って」
--舞台とかは?
華:「ないですね。経験ないです」
--基本的には映像の方?
華:「うーん…」
--でもそれ、ディレクターに「なんか顔が」とか言われるわけじゃないんでしょ?
華:「ないんですけど、自分でわかるじゃないですか。汗かいてワーッてなって。テンパっちゃってどうしていいかわかんなくなる…」
--ははは!
華:「動揺…」
--(笑)。それは普段もそうなの、赤面症?
華:「昔からでしたね。目立つことはあんまり得意じゃない。できれば後ろにいたいみたいな」
--学校で学芸会とかは?
華:「ああ、体育祭とかそういうイベントごとで応援団というか、そういうのではやってたんですけど。なんだろう、スポーツに関してはけっこう前にいくかもしれないんですけど、文科系だと引っ込むタイプです」
--スポーツはなにかやってた?
華:「もともと陸上をやってて、短距離だったんですけど」
--とにかく風を切って突っ走りたい人なんだ?
華:「そうなのかもしれないですね」
--スキーとかは?
華:「スノボをやりますね」
--今時だなあ。
華:「そうなんですかね。スキーやったことないです。スキーの方が難しいっていうから」
--陸上部のスプリンターだったんだ?
華:「中学でしかやってないんですけど、1年生の頃は幅跳びもやってましたね」
--長距離ではないんだ?
華:「たぶん、持久力はあんまりないんですよ」
--瞬発力?
華:「瞬発力。うーん、どうなんだろう。でもそうなんでしょうね、たぶん」
--気合入れてやってたの?
華:「うんうんうん、そう。1年生の頃はすごく力入れてやってたんですけど、転校したんですね。で、そこから部活の環境があまりよくなくて。顧問もサッカー部とかけもちで、あんまり力入れてなくて。部活に女の子がひとりもいなくて。みんな部活の時間になっても喋ってるだけ、みたいな感じで。なんだこれはーと、とりあえず仲間を探そう!と思って。転校したてで誰も喋ったことないし名前も知らないんですけど、声かけに行って、勧誘して二人捕まえて、三人になってやってたんですけど。でもリレーも出れないと思って」
--自分で勧誘したの。陸上部に?
華:「部はあったんです。とりあえず入ったんですよ、男の子しかいない中に。でもなんかやりずらすぎる、と思って。ひとりじゃ何にもできないし、大会出たとしても、仲間が絶対必要だ!と思って。1年生の頃は女の子いっぱいいたし、先輩とかもいたんで。で、知らないクラス行って、声かけて、帰宅部の子誘ったら『ああ、いいよ』って」
--足の速そうな子をスカウトしたとか?
華:「いや、なんか」
--とりあえず頭数集め?
華:「なんかいや、なんで選んだんだろう、あの時…いい子そうな子ですね」
--まじめそうな子?
華:「あ、まじめそうな子」
--部活に対してまじめそうな子?
華:「うん、そうですね」
--それ2年生の話でしょ?
華:「そうです」
--もう、部活入ってる子は、いまさらかけもちってわけにはいかないわな。
華:「そう、そうですね。だから帰宅部の中で厳選して、あの子だったらやってくれるかな、みたいな子を探して」
--でも基本的には、競技自体は個人種目でしょ?
華:「うん、そうです。」
--だけどちょっと、男子しかいないし。仲間がほしい、と。
華:「そういう感じです」
--でもそれで勧誘しに行ったりして、さっきの赤面症の話とちょっと違うけど。むしろ積極的な。
華:「なんか…さらされるのが苦手なんですかね。さらされるのが恥ずかしい、みたいな…なんなんですかね」
--さらされるのが恥ずかしいってさあ(笑)、レースクイーンはどうするの?(笑)
華:「なんか違うんですよ。喋るのがたぶん得意じゃないんでしょうね。違和感しかないんですよ、台詞を発してる自分に違和感。なんでなんでと自分に思っちゃいますよ」
--じゃあバラエティ番組とかに出るんだったらベラベラ喋れるよってこと?
華:「逆にそうですねえ、そっちの方がいいなと思いますね」
--なるほどねえ。これほどハッキリ言う人も珍しいよね(笑)。[演技はちょっと]って。
華:「え! そうなんですかね」
--マネージャーがいたら「いやいやそれはカット」って言うんだけどさ。
華:「ほんとですか! 全然言いますよ、マネージャーにも「演技はやりたくないですね」って平気で言っちゃいますね」
--陸上は中学まで? 高校時代は?
華:「そうですね。高校入ってバイトしちゃったんで部活は…」
--高校はどっちかっていうとバイトだったの?
華:「もうメインはバイトですね。とにかくバイクのためにバイト、みたいな。一切洋服とかお化粧に興味がなくて。だからお化粧し始めたのも、洋服を買いに行き始めたのも、高校卒業してからなんですよ。ほんと、つい数年前ですよね」
--じゃあなんかジャージーな感じですか?(笑)
華:「ジャージでもないんですよね。なんかよくわからないTシャツに短パン、みたいな」
--Tシャツに短パンだったら普通じゃないの?
華:「まあ普通なのかもしれないですけど、渋谷とかそういうとこ行くと浮くよねって感じでしたね」
--そんなに田舎じゃないにしても“ヂモティ”みたいな感じ?
華:「なんかそんなに友達とも交流してないんですよね。決まった子とずっといたんですけど、だけどなんか、そんなに友達友達って感じでもなく。けっこうひとりで行動したりしてました。夜中に思い立って海行ったり」
--アルバイトはどこでしてたの?
華:「初めてやったのは中華料理屋さんですね」
--中華料理屋さんでなにやるの。厨房?
華:「ホールです。まあ、バーミヤンなんですけど(笑)」
--あ、バーミヤン。
華:「そう、初めてのバイトしやすい、みたいな感じで入って。かけもちで知り合いの小料理屋さんでバイトして、で、途中から居酒屋さんに変更してってやってましたね。時給がいい方がいいぞって」
--バイクのために。
華:「バイクのために」
--じゃあ全額自分で払いきったの? その中型のバイク。
華:「まず免許代も自分で貯めて行って。買って、払って、あと1年ってとこで友達に貸して事故っちゃって、バイクが廃車になっちゃって」
--えっ、友達は大丈夫だったの?
華:「友達は大丈夫でしたね。で、そのローン払ってもらって、そのなくなっちゃった大事なバイクとはまた別の小型のやつ買ってもらって、今それなんですけど」
--今それに乗ってるの。二台目なの?
華:「二台目ですね、そうですね」
--大型取ってそれはどうするの?
華:「ほんと欲しいですね」
--それはこれからなの?
華:「それはこれから…ただ、今実家なんですけど、実家も出たいし…お金がかかるぞってことで。ちょっと働かないとな、という感じです」
--大型って置く場所もけっこう取るよね?
華:「そうですね、ただ今の家だと駐輪場無料なんですよ」
--あ、そうなんだ?
華:「うち、兄がいるんですけど、私のバイクと兄のバイクが3台くらいあって」
--へー、バイク好きなんだね。
華:「そうなんですよ。だから、うちの下の駐輪場、みんないるのに全て采女家みたいになちゃって(笑)」
--(笑)。じゃあお兄さんの影響が大きいの? バイク。
華:「そうですね、間違いなく兄の影響ですね。でも今は乗ってないんですけどね、お兄ちゃん」
--駐輪場占拠してるのに?
華:「家出てっちゃって、結婚して」
--あ、結婚して。
華:「家出じゃないです(笑)。結婚して家出て子どももいるので、もうそんなに趣味にお金をかけてる場合じゃないって言って」
--なるほどね。
華:「やっぱりバイク屋さんでバイトしたり。今も車屋さんで働いてるんですけど」
--ところで、さっきちょこっと出たけど、応援団をやってたってそれ体育祭?
華:「体育祭です。応援団で応援するというより、ダンスがあるんですよね、体育祭の種目で。そのダンスを考えたりとか」
--でもチアじゃないんでしょ。
華:「チアじゃないです」
--今時だとなんかJ-POPで踊ったり、洋楽で踊ったりしてるよね。
華:「そんな感じです」
--なんと評していいかわからない種類のダンスだよね。
華:「うん」
--創作ダンス?
華:「創作ダンス…うーん、そう」
--ダンスの振りを考えたりして。
華:「考えたり、衣装だったり曲決めたり。って言っても大体そういうダンスの振り付け決めるのってダンス習ってる子とか、そういう子がメインになってきちゃうんで、ただいるだけって感じにもなってたんですけど(笑)」
--ダンス教室通ってる人とか、やっぱまわりに多いの?
華:「今けっこう多いんですけど、当時はダンスよりもバレエとか。ヒップホップとかレゲエじゃなくて、ジャズダンスとか。小さい頃からやってて続けてる子ばっかりでした」
--そこにいるだけ…か(笑)。
華:「はは、でもちゃんとお買い物行って衣装用意したりはしてましたよ」
--ダンス自体は得意なの? やってたことは?
華:「いや、ないですね。わたし、反復横飛びできないくらいなんで。運動神経が…」
--なんで反復横飛びできないのよ!(笑)
華:「いや、できないですよ。あれ意味がわからないです」
--なんで。横向きに飛ぶだけじゃん。
華:「それがわからないんですよ。リズムはわかるんですけど、足の動かし方がわからない」
--じゃあ結局できなかったってこと?
華:「うん、中学生の頃はできたはずなのに、高校入ったらできなくなってたんですよ」
--気がついたら、どうやってやってたのか、忘れちゃったと。
華:「うん。思い出せないし、感覚が戻ってこないんですよ。もう無理だと思って(笑)」
--大丈夫なの(笑)。それ階段の下り方急に忘れるとかさあ。
華:「それはないですよ~。でも反復横飛びはできなくて困ることは将来ないと思うんで、できなくてもいいかなあって」
--まあねえ。スキップとかは大丈夫なの?
華:「スキップはやりますね、たまに。昨日しましたね」
--昨日したの?
華:「昨日友達と焼肉ランチ行こうってなって、うれしくて」
--へえ(笑)。どこでしてたの。
華:「昨日は横浜駅でしてました」
--横浜駅ですんの! 結構な勇気だよ。横浜駅で昼間っからスキップしてるわけ?
華:「いやあ、うん、はい」
--暗がりに紛れてじゃないんだ?
華:「じゃなくて普通に」
--普通にやってたんだ。昼間っから横浜で。みんな若干引くでしょ?
華:「いや、その時は誰もいなかったです」
--今だ! って思うんだ。
華:「そうです」
--運動はじゃあ反復横飛びを除いては好きなんだ?
華:「はい、好きですね。球技とかも好きですし。肩がすごく…」
--強いの?
華:「強いみたいで、飛んでいきます、ボールが遠くに。遠投がすごく得意みたい」
--へ~。
華:「だから女の子と体育の時間のキャッチボールは物足りなすぎて、ずーっと離れてもらって思いっきり投げる、とかやってました(笑)」
--体育の時間にソフトボールがあるんだ。
華:「ソフトボールというか、キャッチボールなんです」
--キャッチボールだけやんの?
華:「そうですね」
--なんだそれ、それ体育なのか?
華:「あ、確かに。なんですかね。よくわからないんですけど」
--グローブは貸してくれるの?
華:「グローブはありましたね、学校に」
--ソフトボール部から勧誘がきたりしなかったの?
華:「なかったんですよ、ソフトボール部が」
--なかったの?
華:「そう。で、野球部はあって。中1の時にいた学校では、先輩に女の人が一人いたんですよ」
--選手で?
華:「うん。普通にやってる人で。女の人が一人だけいたんですけど、でもその人がいなくなったら一人か、やめとこ、って思って」
--でも陸上も結局同じだったんでしょ?
華:「そうですね、最終的には」
--体育祭の応援団は女子が詰襟着るとか…。
華:「じゃないですね。柔らか系でしたね、だいぶ」
--かわいい衣装着て、みたいな?
華:「そうでした」
--しかし、全体的に今までの話を聞いた印象だと、中身は男っぽい…
華:「うん、男っぽいですね…だいぶ男っぽいです」
--竹を割ったようなっていうより竹を八つ裂き、みたいな。
華:「あはは、まさにだと思います」
--どっちかっていうとそういう感じなの?
華:「ほんと男っぽいです」
--酒かっくらうみたいなさ(笑)。
華:「それ、まさにですよ」
--なんか、なよなよしたグラビアアイドルの人にはあんまり会ったことがないんだけど…。
華:「ええー。でもそうかもしれない。レースクイーンの人たちも、どろどろしてるところがあったりもするみたいなんですけど、わたしはまだそこまでは入ってないんですけど」
--(笑)。
華:「仲いい子としか出会ってないんですよ、仲っていうか、いい子にしか出会ってなくて。でもなんか中にはそういうのもあるらしくて」
--競争、みたいな?
華:「うん、なんかたぶん、上にいかなきゃ、みたいな。」
--まあ、人間何人か集まると、一番になりたくもするだろうしね。
華:「うーん」
--でもあんまそういうガツガツした感じでもないの?
華:「私ですか? 全然ないですね」
--へー。
華:「どっちかっていうと、みんないるならみんなが前に出て、後からついていくから、みたいな感じですね」
--(笑)。まあ、ガツガツしてたら「ちょっと演技は」とか言わないよね。普通ね(笑)。
華:「でしょうね。ガンガンいく子たちは「全然できます!」って感じでしょうね」
--なんかあれですね。なんとも形容しがたい面白い人ですね。陸上やったり、バイク乗ったり、運動得意で積極的なイメージかと思いきや、意外と前面に出たくないという。
華:「あはは、わけがわかんないってよく言われますね。めんどくさいねって言われます」
--いろんな人から言われる印象が違うとか。
華:「あ、どうだろ。でも『変わってるね』ってまず言われて『男っぽいね』って言われて」
--あははは。“男っぽいね”はやっぱりついてくるんだ。
華:「みんなに言われます」
--男っぽいっていうか、男前だねってことじゃないの?
華:「あー、男だったらよかったのに、って女の子に言われます(笑)」
--あはは。バイクの後ろに乗せてって言われそう、女の子に。
華:「それは、ないですね」
--男の子に言われるか。
華:「あーなんか、うん」
--年下の男の子に、バイク乗せてくれませんか、みたいな。
華:「あーでもそういう感じかもしれない」
--だけど「やだね!」って感じでしょ?
華:「うん。絶対やだね、むしろ乗せてくれって感じ(笑)」
--わたしは風に吹かれたいんだ、的な。
華:「邪魔をしないでって感じ」
--ところで、バイクでブーンって行って、行った先でなにするの?
華:「なんもしないです。行って景色見て、走って、考え事して。あ、でもさすがに都内とか行く時は、誰かと何人かで行ったり、するんですけど」
--何人かで行く時さ、蛇行運転とかしないの?(笑)
華:「さすがにしないですね(笑)。あぶないじゃないですか(笑)」
--何人かで行く時、ちょっと旗も立ってる、みたいな。
華:「絶対ないですそれは(笑)。みんな横浜って言うと『ヤンキーだね』って言うんですけど、一切ないです」
--じゃあスマートにバイクでドライブするんだ?
華:「そうですね。まあでも、今はもう移動用でしかないので。アシ?去年まではバイトしてたのでメインはそれで使ってたんですけど、今はお買い物…ちょっと食料品買出し、とか、駅まで親迎えに行く、とかそういう時のバイクです」
--駅まで親迎えに行くってどういうこと。親後ろに乗っけるの?
華:「親後ろに乗っけます」
--そうなの!? かっこいいね。
華:「ふふふ、そうですか」
--親後ろに乗っけるって、珍しい人だね。
華:「そうなんですかね。」
--地方ではあるの?
華:「ああ、都内では見かけない、けど」
--車で迎えに行くとかだったら、わかるけど。
華:「あ、確かに、そうですね」
--それはかっこいいなあ。
華:「横浜とかまで一緒に行きます。高校の頃もビッグスクーター持ってる時に、面談とかバイクで行ってました。こりゃ言っちゃいけないでしょうか(笑)」
--あはは、それは学校の駐輪場に置くの?
華:「学校の駐輪場には置けないですよね。バレたら」
--近くに置いて?
華:「近くに乗り捨てて、ダーッと行ってバーッと制服でまた帰る、みたいな」
--へー。あ、制服で乗っててもいいの?
華:「いけないんですよ、ほんとは」
--それは全国的にいけないの?
華:「どうなんですかね。なんか、いけない。イメージ的な問題ですかね、学校の」
--なるほどねえ。
華:「見つかったら停学とか…」
--あ、そんななの?
華:「停学、謹慎かな。タバコ、バイク、なんだっけな。なんかが謹慎になるって言われてて。でも一回もバイク見つかったことなくて。先生たち、乗ってきてるの知ってるのに見逃してくれてて。だから謹慎になったことはなかったですよ」
--ふーん。じゃあ、制服の上になんかカムフラージュして行くの?
華:「そうですね。なんか羽織ってましたね…冬は。夏はそのままでした(笑)」
--夏はそのままなの。
華:「スカートでそのままでした(笑)」
--なんか、かっこいいねえ。
華:「うーん、最近見ないですよね、そういう子。昔はいっぱいいたのに」
--スクーター乗ってるのはいたけどね。
華:「なんか最近の若い子たちは活発じゃないなって思います」
--あっはっは。活発じゃないな、と。
華:「たぶん、当時ビッグスクーターが流行ってたんですよ。わたしたちが高校生の頃に。だから周りがみんな乗ってて、どこ行ってもビッグスクーターがワーッて並んでたのに。今は全然バイクとかもないし。なにが楽しくて生きてるんだ? って思いますね。最近の若い子は。ゲームなんですかね」
--今の子はあんまり乗ってないの? スクーターとか。
華:「なんか上の世代の人たちの方がバイク乗ってる姿見かける気がします」
--そうね、割と年がいってる人たち乗ってるよね。
華:「多い気がしますね。まあ、そっちの世代に目がいくようになったのかもしれないですけど。仕事的に」
--自転車はねえ、3.11以降バーッて増えたよね。
華:「うんうん」
--バイクもそうなのかなあ?
華:「うーん。でも今たぶん、停める所がなかったりとか。ガソリンも高いし。そういうことなんですかね」
--四輪じゃイヤなんでしょ?
華:「四輪も運転するの好きですね」
--あ、そうなの? 風を感じなきゃいけないんじゃないの?
華:「もう風は重要じゃないですね(笑)。窓を開ければ…。スピード?」
--スピードなんだ?
華:「スピードもそこまで重要じゃないんですけど…なんだろう。ひとりになれる空間というか…時間。誰にも話しかけられないじゃないですか、バイク乗ってたら。フリーダム」
--たしかに、カラオケボックスひとりで入っても店員来るしね。
華:「なにかに追われなくなるし、しばりがないじゃないですか。信号とか渋滞とかそういうのは置いといて。人と関わらなくて済む時間」
--人と関わらなくて済む時間が大事なんだ。
華:「普段絶対人と関わるじゃないですか、関わりたいし。でも少しはそういう時間も欲しいなって」
--ひとりになれる時間がね。
華:「そうなんです。瞑想して」
--瞑想っていつ瞑想すんの。運転しながら瞑想すんの?
華:「うん、運転しながら」
--運転しながら瞑想すると怖いんですけど。
華:「あはは。まあでもなんかいろいろ考えますよね」
--へー。
華:「でも逆に解放されますよね、バイク乗ると」
--ストレスの解消にもなる?
華:「そう、そうです」
--でも仕事してるとなかなか昼間ってわけにもいかないから、夜出てくわけ?
華:「最近、まったく出なくなったんですけど。どっか行くのにわざわざ遠回りして行くとか、友達の家の帰り道にすんごい回り道して帰るとか。乗る時間を敢えて増やしてますね」
--へえ、そんなに好きなんだ。じゃあ、すごく大事にしてるの? バイク。
華:「今のは全然愛着がわかなくて」
--ああ、廃車になった方か。名前をつけてたとか。
華:「名前まではつけてないですけど、週一で洗車しに行ってました」
--ああ、そう。
華:「車用のところで制服でひとりで磨いてましたね」
--あはは、有名人なんじゃない?ガソリンスタンドの兄ちゃんとかさあ。
華:「いやー、どうだろう。でも白いバイクだったんですけど、真っ白の。白いフュージョンに乗ってて。だから白いフュージョンに乗ってる子だよねって言われたことありましたね」
--その界隈で?
華:「そう。『えー』みたいな感じでした(笑)」
--レースクイーンのオーディションにいったのも、もともとバイクや車が好きだからというのもあったわけね。
華:「レースクイーンは今後何年もできるものではない。30越えてやってる人もいるけど。でもまあいろいろと年齢的にも体力的にもくるだろうと思って。他になにかできることって思った時に、大型免許取ってバイクに乗る仕事…」
--大型免許取ってバイクに乗る仕事ってなに?
華:「いや、とある編集部の方がそういうお話をしてくれて。大型免許とってみれば?そうすれば仕事の幅が広がるんじゃないの? って言ってくださって。とりあえず教習所通おうと思って。そしたらバンバン、バイクの仕事が…あ、バンバンまではいかないですけど、まだ(笑)」
--バイクの仕事が入ってきた?
華:「そう。雑誌連載決めていただいたり、それがふたつあって。ちょこちょこ出してもらって、とか」
--バイクの前で立ってとか、またがって、という撮影はもちろんだろうけど、実際走ったりとかそういうのもあるの?
華:「こないだ初めて高速乗りました、バイクで。免許取りたてですよ。もともとAT限定だったんですよ(笑)」
--(笑)。
華:「で、マニュアル車って慣れてないんですけど、スタッフのみなさんにフォローしてもらいながら編集部から高速乗って御殿場の方まで乗って、新東名乗ったりとかして。一日で160km以上走って」
--へー。そういう時はバイクは貸してくれるの?
華:「全部用意していただけますね」
--メーカーさんから借りたやつ?
華:「ですね。ウエアと一式。ヘルメットとかも。だから手ぶらで行って。もう最高にしあわせですよね。いろんなバイクに乗れて、走れて、楽しい」
--楽しいんだ。やっぱりバイクによって乗りやすい、乗りにくいとか…。
華:「ありますね。今はまだ慣れてないのもあるし」
--高速道路、初めてだったにしてもスピードは出せたんでしょ?
華:「たぶんもともと乗ってたのがあるので、感覚的には慣れてるじゃないですか、道路走ること」
--楽しかった? 高速。
華:「高速楽しかったです。ただ、雨が降ってきて、風邪引いて、熱出して、一日死んでましたね(笑)」
--レースクイーンはいつからだっけ? 3年目?
華:「今年3年目です。2年連続で『エヴァンゲリオンレーシング』にいて、今年はホンダさんの『KEIHIN(ケーヒン)』っていうチームにいます」
--『エヴァンゲリオンレーシング』のこれ、これはウィッグだよね。髪の毛はずっと長いの?
華:「長いですね。…これ、カヲル君ではないですよね。改めて見ると」
--うーん(笑)。
華:「現場では散々『イケメン、イケメン、カヲル君そっくり』とか言われて、自分でも『まさか』と思ってたんですけど、やっぱ全然違いますね(笑)」
--あはは、まあイケメンではあるけどカヲル君ではないよね。
華:「ですよね。だから敢えて崩そうと思って。カヲル君じゃなくても別にいっかって勝手に思って。敢えてちょっと女っぽい髪型、前髪揃えてみたりして、崩してましたね。勝手に」
--でも、シンジ、綾波、アスカの3人のキャラクターでいったら、ハマるのなさそう。
華:「ないですね。『マリいけるんじゃない?』とは言われたんですよ、顎とかが。でもちょっと違うし」
--でもなんかああいうふざけた感じっていうか、人をなめてるような感じじゃないんじゃない?
華:「最初、『レイいけんじゃないの?』って言われたんですけど、着てみると全然違うんですよ。なにこれ…と思って」
--あはは。
華:「それぞれみんながコスチューム交換して、一回遊んでみたんですよ。そしたらみんな違うんですよ。やっぱ自分のキャラがハマってるんだねって。社長、見る目あるねって話してましたね」
--ハハハ、なるほどねー。今は違うチームで?
華:「そうですね。写真あるけど見ます? ファンの方が撮ってくださって。3Dなんですよ」
--3D?
華:「そうなんですよ」
--こうやっていつもへそ出したりしてると。おなか痛くなったりしない?
華:「なりますよ。冷えちゃって」
--大変だねえ。だからって肉付けちゃだめだし。
華:「そうですねえ。だから5kg絞りましたよ」
--このために?
華:「そうですね。散々痩せてくれ、痩せてくれって言われて」
--でも痩せてくれって言ったって、一般の人に比べたらどってことないレベルをもっとって絞るわけでしょ?
華:「でしょうねえ。だからレースクイーンの子ってみんなほっそいんですよ。過去の自分とか、一般の基準とかじゃなくて、見て見てあの子、みたいな感じで」
--レースクイーン基準なんだ?
華:「そうです。確かにカヲルがおなか出てたらおかしいですけど」
--ジム行ったりとか?
華:「いや、なんも運動してないです。食事制限」
--食事制限をして5kg痩せたの?
華:「食事制限と食事する時間帯です。でもまあ、運動というか、お風呂の中で腰まわしたり、やってましたね」
--腰まわすってどうやるの?
華:「フラフープみたいに。あ、浴槽の中じゃないですよ。シャワー浴びながら」
--でもさ、そのくらいで落ちるのかね? シャワータイムくらいでさ。
華:「まあそうですね。たぶん、バイトをしてたせいでご飯食べる時間帯って深夜だったんですよ。1時2時にラーメンとか行ってたんで。それがなくなって、夜ご飯を6時とか7時に食べるようになったんですよ。で、量も減らしたら、そりゃ体重落ちますよねっていう」
--じゃあ、そんな時間にラーメン食ったりしててもそんなに太んないんだ、そもそも。
華:「どうなんですかね。たぶん太るんですけど、どこかで調整はしてるんですよ、自分の中で。毎日続けたらさすがにまずいから、どっかこの時は食べないとか、絶食してみるとか」
--よく自制できるなあ。
華:「んー、確かに食べたいじゃないですか。食べたい時に食べたいし、みんなでいる時は食べたいし。だから家にいる時はほとんどなにも食べなかったりとか」
--男らしいからダンベルでも上げてるのかと。
華:「あはは。運動はなかなか。ジム行くとお金かかるし。家の周りを走ってたら、変質者が出たとか、友達が強盗に襲われて首絞められて財布盗られたとかって話になって。こわいなーと思って、走るのやめよって」
--バイクでは走るけど。
華:「バイクでは走りますね。怖いものないです」
--長距離走とかはやんねえと。走るならバイクだぜっていう。
華:「やー自分の足でも走りたいんですけど、なかなか」
--走りたいんだ?
華:「走りたいですね」
--バイクで海行って砂浜でいきなり走ってみるとかないの。
華:「それいいですね。やってみようかな、今度」
--あっちでもこっちでも走ってるよ、みたいな。
華:「おもしろいですね」
--ところで、撮影会はどれくらいのペースでやってるの?
華:「撮影会は去年まではすごい多かったんですけど、月に3回とか。だいたい月1、月2は入ってたんですけど」
--レースクイーンやりながら。
華:「そうですね。このエヴァの撮影会もあったりして」
--あ、エヴァのチームの撮影会?
華:「それもあったりして、プラス3~4ヵ所スタジオにお世話になってたので、多い時で月に3回あったりしたんですけど」
--ふーん。
華:「でも今は月に1回あるかないかですね。月に2回はないですね。最近は大阪まで行ってますよ」
--大阪まで行ってるの? 大阪の撮影会のノリは東京と違う?
華:「はい、最高に楽しいです大阪」
--楽しいの?
華:「大阪楽しいんで、毎回『また呼んで下さいね』って言って帰ってます」
--どの辺が楽しいの?
華:「なんだろう。やっぱスタッフさんもノリいいし、盛り上げようとがんばってくれてる感じがありつつも、でも大阪の人たちってもともとそういう…テンション高いのかなと勝手に思ってるんですけど。だから終始楽しい。雰囲気がいいし。お客さんも冗談が通じるし、向こうも冗談言ってくれるんですよね。なんか重くるしい、ただずっと無言で撮ってるだけっていうのがないので」
--ただ無言で撮ってるだけ、っていうのがあるんだ、東京は。
華:「ありますね。カメラあって、こっちの目開いてるんですよ。この状態でなにも言わずに撮ってきたりとか…怖いと思って」
--(笑)。ファインダーと逆の目が開いてると怖いと。
華:「怖いですよ。こうですよ、ずっと。で、こっちずっとバーッと開いてて見てて。どういうこと!? って。見えてんのそれ? って。」
--それで無言なんだ。
華:「無言で。でなんか喋りかけてみても、なんにも答えないとか。えーと思って。そういう人がいたり」
--へー。
華:「あと東京とかだと、逆に(撮影会を頻繁に)やりすぎてお客さんが来なかったりもするので。だって月に3回やって毎回来ます?」
--(笑)。
華:「そんな毎回は集客がないよっていうことも多くて。名古屋とか西の方の人が多かったんですよね、だから西の方でもやってくれってずっと言われてて。最近行ったら満員になったりとか。各部20人で満員とか」
--なるほどねえ、ところで、レースクイーンでいる時も、いきなり撮られちゃったりするわけでしょ?油断できないね?
華:「油断できない…やー常に油断してるかも(笑)」
--そうなの?
華:「まず、朝7時とか8時とか、着いた瞬間にもう撮られるんですよ。『おはよーパシャパシャ』みたいな」
--まだ普通の服着てるのに?
華:「いや、着替えてから行くので」
--あ、着替えてからね。
華:「他の子はしないと思うんですけど、わたしは『撮んないでやめてー』とか冗談で返したりするんですけどね。油断しつつも、ほんとに鼻水垂れそうな時とかは回避しますけどね(笑)」
--撮影会は個撮が多いの?
華:「個撮はないです」
--ないんだ。じゃあ基本的には何人かで順繰りに撮る感じ?
華:「一ヵ所だけ、大人数なんですよ。あとは2人だったり1人ですね…1人だと個撮になるのか」
--うん。でもスタジオ。公園とかじゃないんだ。
華:「1部2部まで屋外で、3部4部はスタジオで、とかですね」
--撮影会は楽しい?
華:「うん、楽しい」
--自分では撮ったりしないんでしょ?
華:「カメラはもらったんですけど。ペンタックスのをいただいて。だけどなかなか撮りに行くものがないんですよね」
--でもバイクに乗って行った先になんかありそう。
華:「そう、これからは仕事の度にカメラを持っていこうと」
--撮られる方はどうなの?
華:「…仕事」
--(笑)。割り切ってるのね。撮られるの大好き、とかそういうんじゃないんだ?
華:「じゃないですね。プライベートとか写真なるべく写らないですもん。ごめん、写真キライつって」
--ほんとかよ(笑)。
華:「ふざけてなんですけどね」
--撮られるのは仕事って割り切ってる?
華:「ですね。でもキライってわけじゃないです。精神的苦痛だよってわけでもなく」
--まあ精神的苦痛だったら、困るよねえ。
華:「すごく楽しい、撮られてるのがすごくしあわせってわけでもないんですけどね」
--非常にマイペース。
華:「たぶんそうなんですよね」
--じゃあこれからも続けてくんですかね、撮影会は。
華:「お話いただければ、うん」
--レースクイーンも?
華:「レースクイーンは3年が限界だよって周りにけっこう言われるんですよ。抜けられなくなるみたいなんですよ。この世界にハマってしまうと、年間で仕事があるってだけで安心できちゃうから」
--あー。
華:「それで抜けられなくなる子が多いんだよって言われて。そうかもしれないって」
--えー。
華:「確かに1年やって、これでやめようか考えた時、『まあでも1年しかやってないのじゃなにもわからないからもう1年やろう』って継続してもらって、2年やったらやめるつもりだったんですよね。でも、まだ納得いかないっていうか、もうちょっと見たいって思って3年目に入って。ってことは、今年またやったら、来年も、再来年も、ってなっちゃうんだと思うんですよね。今の段階ではなんとも言えないですけど、気持ちの中では今年いっぱいって区切っときたいなっていうのはありますね」
--ああ、そう。
華:「逆に乗る方でいきたいなって今考えてて」
--え?
華:「ライダー」
--ライダー? 仕事で?
華:「今、雑誌で取り上げてもらってるように、実際に乗って…」
--ああ、雑誌とかでね。今からいきなりなんか、レーサーになるのかと。
華:「あ、レースではなく。モーターサイクルジャーナリストみたいな仕事あるじゃないですか。こないだもそういう人たちと仕事して。フリーになって、こういうバイクに乗るライダーって現役でいられる時間が長いんだよって言われて」
--そうなの。
華:「女の子いないから、バンバン仕事くるんじゃないかなって。まあそれはわかんないですけど。でも乗れるってだけで使いたがる人はいると思うって言われて。ライダーいいなって…」
--とにかくよっぽど好きなのねえ。
華:「バイク乗るの好きですねえ。いろんなとこ旅に行きたいです」
--撮影会でバイク乗ってる姿をってリクエストはない?
華:「ないですね。レースクイーンのチームの子で、大型の免許持ってハーレー乗ってる子がいて、撮影会とかでも自分のバイク写してとかやってるんですけど。憧れるなあって」
--憧れるんだ、それ。
華:「憧れますねえ」
--黒いつなぎが似合いそうだね。
華:「ふふふ。」
--あ、つっかけかなんかでスクーター乗ってるのも似合いそうだけど(笑)。
華:「綺麗な格好するよりも、男っぽくいた方が自然というか、自分らしいかもしれないですね」
+゜*†* [◎] パチリ .。*†*。.+゜*†* ・.。*
Hana Uneme
采女 華
1990年2月26日生まれ、神奈川県出身。KEIHIN REAL RACINGレースクイーン。自身も大型自動二輪免許を持ち、趣味はバイク、車。バイク雑誌の連載やテレビなどで活躍するほか、撮影会にも出演。
●公式ブログ
http://ameblo.jp/uneme-hana/