イメージ:第206回ザ・チョイス 永井博さんの審査

第206回ザ・チョイス 永井博さんの審査

イラストレーターの永井博さんによる審査が2月14日に行われました。 応募人数は約250人、応募点数は約850点。その審査の模様と結果をレポートします。

永井博さんによるザ・チョイスの審査は、なんと33年ぶりの2回目。この日のために全国から届いた作品が、テーブル上に並びます。

「久しぶりでどんな作品が届いているか分からない。予想以上に数も多いし、まずは全体の感じを見ていこうかな」

永井さんのひと言を合図に、1次選考がスタートしました。この中から10名の入選者と、6名の準入選者を選びます。作品を手元に寄せて、丁寧にチョイスしていく永井さん。時折、少し前に落とした作品にもキープの指示が出たりと、判断基準が徐々に固まっていく様子が伺えます。じっくりと1時間ほどかけて、迷ったら残す方針で進めていったところ、半分以上の作品が1次選考を通過しました。

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「個人的に気になっていた人が応募してくれるのはうれしいね。Twitterなどで新しくイラストレーターを知ることもあるし、展示にも行く。いやー、でも残しすぎたな。次は厳しめに見ていこうか」

1次選考とは打って変わって、2次選考では宣言通りの辛口でジャッジしていきます。落としすぎかどうか、スタッフに確認しながらもスピーディーに進めていき、20分ほどで選考が終わりました。ここで残ったのが、最終選考の対象となる29名の作品。テーブルの上に並べて、入選と判断した作品から選んでいきます。最終選考で時間をかける審査員の方は多いのですが、永井さんはある程度目星をつけていたのか、ものの10分ほどで入選者と準入選者を一気に決定しました。

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「リアルが好きではあるけど、写実的に描くだけではつまらない。絵はいつの間にかうまくなっていくもの。そこにコンセプチュアルなものがある絵が生き残っていくと思う」

永井博さんの詳しい審査評、そして気になる今回の入選作品は、2018年4月18日発売のイラストレーションNo.218に掲載致します。どんな作品が選ばれたのか、ぜひご覧下さい。

審査結果は、以下の通りです。

【入選】

安藤巨樹、millitsuka、船津真琴、堀川直子、OCO、遠藤舞、ゆりえ坂(東京都)

辰巳菜穂(神奈川県)

大久保つぐみ(埼玉県)

深尾佐知子(滋賀県)

【準入選】

朝倉加代子、千葉桜紀春(東京都)

ハシグチハルカ、土田明彦、SERENA、佐野みゆき(神奈川県)

【最終選考まで残った方々】

シバタリョウ、楓真知子、スズキヨシタカ、渡辺晶子、鈴木菜々、すぎもりえり(東京都)

橋村実里、稲川コア(神奈川県)、kabe ee、長谷川七海(埼玉県)

林よしえ(愛知県)、喜湯本のづみ(奈良県)、厚田すず(兵庫県)


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